「残るは食欲」 阿川佐和子

2011.05.29 Sunday

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    阿川佐和子さんの美味しいものと料理にまつわるエッセイ。「残るは食欲
    人間いろんな欲がありますが、やっぱり最後に残るのは「食欲」でしょう。

    テーマエッセイというのは、作者がそのテーマとなる対象を好きなほど面白いと思います。
    三浦しをんさんの読書エッセイや、片桐はいりさんの映画エッセイなど、作者の偏愛度が高いほど面白い。
    「残るは食欲」にはセレブな高級料理や高価な南国のフルーツなどの描写もありますが、ほとんどは日々の料理や身近な食事のことが書かれています。阿川さんの文体がちっとも気取ってないので、高級な話題がでてきても、肩肘はらずに読むことができます。

    阿川さんが作られる料理がまたおいしそうで。
    鶏レバーをベーコンで巻いてオーブンで焼いたおつまみ、小説「スープ・オペラ」にも出てきた鶏がらスープに、カブをいれたものなど、ちょっと作ってみたくなる料理がたくさん出てきます。
    わたしは常々、カブの葉の美味しい使い道が今イチよくわからなかったのですが、阿川さんも同じ悩みをもっていたらしく、悩んだ末にカブの葉を塩もみにしたものをつくられていました。これも、今度つくってみよう。(^^)

    お蕎麦屋さんで何を頼むか迷った挙句、結局、定番の鴨南蛮蕎麦を選んでしまう心理。なんかわかります。お蕎麦屋さんて、実は暗黙のルールがたくさんありそうなので、老舗そば屋なんぞ入ろうものなら、ついよく知っているメニューを頼んでしまいそうですもの。

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    「魔女のスープ 残るは食欲」→
    「スープ・オペラ」→
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    「見えない誰かと」 瀬尾 まいこ

    2011.04.02 Saturday

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      瀬尾まいこさんのエッセイ「見えない誰かと

      「見えない誰かと」は、現役の中学生教師をなされている瀬尾さんの教師生活について、ご家族やいとこたちの話、友達についてなど愛情あふれる、時に笑える文章がつまっています。

      私にも教師の友人がいますが、あまり教師の仕事の奥までは突っ込んで聞けず、中学生の子供も周りにいないため、「教師」というのは私にとって「未知の職業」であり、エネルギーの塊で傍若無人な中学生を相手にする仕事はさぞかしストレスの多いことだろうなあ、と勝手に思っていたら、瀬尾さん、実に楽しそうなんです。

      個性的な先生たち、個性的な子供たちに囲まれ、教師という仕事を楽しんでらっしゃる印象をうけました。
      もちろん、時には楽しいばかりじゃないでしょうが。でも根っこの部分で子供たちを愛しているからこそ、教師生活を満喫なさっているんでしょうね。そういえば私の友人たちも、大変な仕事なのに、生徒のことを聞くと実に楽しいそうに話してくれます。(^^)

      女生徒に因縁をつけられて、毎日ストーカーされているうちに仲良くなって、卒業の時に手づくりの縫いぐるみをもらったり、中学を変わっても、前の中学の生徒から電話がかかってくるエピソードは、読んでいてこちらもほっこり。

      瀬尾さんはきっと、生徒との約束を守ろうとする人なんだろうな、と思います。

      たとえ先生でも、生徒の希望や約束を一方的に破棄してしまうことがありますから。
      それは子供の時に味わうと結構なダメージとして残るのです。
      私は中学時代、「遊びにおいで」と言われて先生の家を訊ねたら、先生の親から門前払いくらわされたこと、それに傷ついたことを今でも覚えていますから。


      ご家族の話もすてきでした。ヨン様にハマるお祖母さん。かわいらしいです。(//▽//)

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      「おしまいのデート」→
      「ありがとう、さようなら」→
      「天国はまだ遠く」→
      「優しい音楽」
      「強運の持ち主」→
      「図書館の神様」→
      「幸福な食卓」→


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      「日々が大切」 大橋 歩

      2011.03.06 Sunday

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        大橋歩さんの「日々が大切」を読みました。
        かわいいイラストで綴られる日常生活や生活用品についてのエッセイです。

        手さげ袋(トートバッグなど)、食器、北欧雑貨においしい食べ物。
        どれも使い勝手がよくておしゃれで、日々の生活になじみそうなものばかり。
        「日々が大切」で紹介された作家さんのホームページをみてみたら、どれもすてきで。
        金森美也子さんのつくるぬいぐるみのかわいいこと!

        そりゃ大橋さんでなくてもメロメロになっちゃいます。

        この本に紹介されている物を揃えるのは難しそうですが、日常を豊かに生きるヒントにはなると思います。
        何も考えずに眺めるだけでも楽しい本です。

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        「面白南極料理人」 西村 淳

        2011.02.24 Thursday

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          映画 「南極料理人」の原作、「面白南極料理人」を読みました。

          平均気温−50℃、ウイルスもいない南極・ドーム基地。
          映画ではドテラだけで自転車に乗るドクターや、みんなでパンツ一丁で記念写真をとるシーンがありましたが、まさか本当にそんなことはしていないだろう、映画上の演出なんだろうな、と思っていたら…

          やってたんです実際に!(((( ;゜Д゜)))
          それどころか超極寒の中でドラム缶風呂に入ったり、焼いてからすぐ口に入れないと凍りついちゃうバーベキュー、雪の中は温かいということで、穴を掘って自分を埋めてしまったり。(−60℃では死にます!)本当は各研究機関や名の知れた施設から派遣されてきた技術者や学者さんたちなのに、ヒゲボーボー、長髪姿のおっさんたちの繰り広げる、南極生活はおもしろい!

          しかし、昭和基地から1,000キロも離れたドーム基地。そこでたった9人で過ごすのですからストレスもたまりがち。そんな時、西村さんは何かと理由をつけては宴会を開き、みんなの気持ちをほぐしていきます。南極では食事くらいしか楽しみがないせいか、結構高級な食材を持っていけるので、時には高級牛肉やフォアグラ、蟹などをふんだんに使ったゴージャスな料理をつくったり、映画でも登場した中華のフルコースをつくったり。

          隊員の誕生会も、ミッドウィンター祭りも映画では1回だけでしたが、実際は誕生会だろうと、ちょっとしたことがあればすぐ宴会になり、ミッドウィンター祭りもフランス料理フルコース以外にも各隊員が腕をふるうイベントが延々一週間も続いたのだそうです。

          しかし一歩基地から出ればそこは−70℃。夏至から数カ月は太陽も出ない世界。一つのミスが命取りになることも。燃料が不足し、備蓄場所からの搬送するための車が動かない!そんな時映画にも登場したドックがトライアスロンで鍛えた体で−70℃の中、人力で燃料の入ったドラム缶を見事転がして基地まで運ぶことに成功します。ほんとすげえな、このおっさん。(^^;)

          南極での生活の他、食材として何を持っていくか決める仕事もあり、これも興味深かったです。
          卵の缶詰や冷凍じゃがいもなんてのもあるんですね。

          [映画] 南極料理人→

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          こちらは「南極料理人」のレシピ。西村さんは他にも料理に関する本を出しているので、こちらも読んでいきたいと思ってます。

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          「ズルい言葉」 酒井 順子

          2011.02.04 Friday

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            酒井順子さんは社会現象にもなった「負け犬の遠吠え」を書かれた方なんですね。そんな鋭い感性をもつ酒井順子さんの日常の言葉にまつわるエッセイ「ズルい言葉」。

            日常的に使っている、あいまいで汎用的に使えて、責任の有無をあいまいにできる「ズルい言葉」

            読んでいると「確かに!」と、ついうなづいてしまいうものもあれば、ちょっと毒を含んだ文章も。

            私が一番共感したのは、近い距離でタクシーを利用するとき「近くで申し訳ないんですけど」という言葉。今の若い人はそんなことを言わないというのも目からウロコでした。
            若い頃タクシーにのって近い距離だったり、1万円をだすと「ふざけんな!若造が!」と怒鳴られた経験があるため、私もたまにタクシーを使うと運転手さんに怒られないよう、ものすごく気をつかいます。

            それと、感情や責任をあいまいにするため「嫌いじゃない」とか「ある意味」、「なかなか」とかはついつい使ってしまいます。そういう日常的な言葉にするどいメスを入れてバシバシとつっこんでいく酒井さんの文章は「なかなか」、面白かったです。(^^)


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            酒井 順子
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            こちらは会社で使う、おもしろ言葉を集めた「オトナ語の謎」。

            オトナ語の謎。 (新潮文庫)
            糸井 重里 ほぼ日刊イトイ新聞
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            「負け犬の遠吠え」は読んだことが無いのですが、益田ミリさんの「すーちゃん」にも出てきて「このひと、負け犬っていっても全然勝ち犬に負けてないじゃん。」と主人公に言わせています。
            (^^)

            負け犬の遠吠え (講談社文庫)
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            ありそうでなかった、おばあさん論「おばあさんの魂」→


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            「おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸」 楊逸

            2011.01.27 Thursday

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              直木賞作家・楊逸さんの食にまつわる思い出エッセイ、「おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸
              知っているようで全く知らない、中国の食事情。

              中国の食にまつわるエッセイ集


              「中華料理」といわれる豪華な料理を、中国の方達が日々食べているわけはないだろう、とは思っていたのですが、楊逸さんが育った40数年前の中国はまだまだ貧しく、買い物には「糧表」と言われる配給用紙が必要だったそうです。戦前の日本のようだったのですね。

              露天で売っているサンザシの実に飴をコーティングしたお菓子は「さらば、わが愛 覇王別]」でもでてきましたが、中国ではポピュラーなお菓子なのですね。しかし現在は露天はすたれ、サンザシの実はスーパーでしか手に入らなそうです。

              ハルビンで生まれた楊逸さんですが、その後文革の嵐に巻き込まれ、田舎の農村に下放されてしまいます。「下放」とは、ざっくりいうと文革当時に都会の知識人が農村から学ぶため、無理やり引越しをさせられることだそうです。

              下放以前は貧しいながらもお正月に餃子をつくったりアイスキャンデーを買ったりもできたけれど、農村ではそんなものはまったく手に入らず、油も足りないので燃料用の油で調理をしたりと、壮絶な食生活だったのだとか。

              けれど、いろいろ厳しい時代であったのに楊逸さんの文章にかかるとヒマワリの種やラードで作ったパイ状のお菓子、ロシア人がつくるパン、白菜の漬物、どれもおいしそうで、そして日本人の私でも何故かしら懐かしい気分になります。

              中国が今、これほど発展したのは、昔ひもじさを感じたことがあるからかもしれないな、と感じました。日本の高度経済成長期もひもじさを知っている世代が活躍した時期でしたし。

              日中関係が微妙な時期ではありますが、そんな時だからこそ中国の人々を食文化から知るのもいいかもしれません。なんてったって食事はどんな国でも重要な関心ごとなのですから。

              「金魚生活」→

              おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸
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              最高の読書感想文だと思う。「三四郎はそれから門を出た」 三浦しをん

              2010.10.18 Monday

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                かつて、こんなに面白い読書感想文があっただろうか。

                三四郎はそれから門を出た」は、三浦しをんさんが公共の紙面を使って本への偏愛をぶちまけた、最高で最強の読書感想文集です。

                私も読書感想を書いていますが、ボキャブラリーに乏しいため同じような言葉を毎回使ってしまいがちです。でも三浦さんはさすがプロ。すばらしい筆致と類まれなる表現力(妄想力?)で、素人が思いつかないような視点からグイグイ攻めこまれ、読んでるうちにどんどん引き込まれていきます。これはもう、エッセイの次元を超えてますね。

                ・中つ国(指輪物語の舞台である架空の王国)に住民登録したい。

                京極堂シリーズは高級幕の内弁当。(白米が京極堂のうんちく)
                ・小説に地図がついているとわくわく感が三割増し。


                三浦さんの本への偏愛(いい意味で!)っぷりを表す文章がまたかっこよくて「こんな解釈があるんだ…w( ̄Д ̄;)」とか「そうそう!私もそう思った!」と読書好きのツボをくすぐられるのです。

                電車の中で乗客の読んでいる本のタイトルを盗み見て、まったく同じ本を読んでみるという内用の「本の辻占」。これは、本読みの好奇心を刺激する内容でした!確かに電車で他の人が何を読んでいるのか気になるし、読んでみたいと思いますね。さすがに実際に行動に移したことはないのですが、三浦さんはやっちゃうんだ。( ̄ー ̄)

                今回図書館で借りて読んだのだけど、改めて買いなおそうと思う。それくらい面白い読書エッセイです。

                三四郎はそれから門を出た
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                三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)
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                「月魚」→
                「舟を編む」→
                「風が強く吹いている」→
                「きみはポラリス」→
                「木暮荘物語」→
                「星間商事株式会社社史編纂室」→
                「神去なあなあ日常」→

                「まほろ駅前番外地」→

                「まほろ駅前多田便利軒」→


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                美しいイラストエッセイ「しあわせの花束」 中原 惇一

                2010.09.10 Friday

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                  日々の生活に追われる乙女たちへ、中原惇一が贈る美しいイラストとエッセイ集
                  しあわせの花束

                  中原惇一さんの書かれる文書を読むと、自然とこころがほぐれていきます。中原惇一さんは美しい少女のイラストで有名ですが、彼の残した著書の中には、内面の美しさの磨き方や、日々の生活を豊かにするためのヒント、自分の欠点を見つめて直してゆく、美しさへの教訓といった、今でも十分に通じることばかりです。

                  ことばの一つ一つがとても美しい。

                  忙しい日々につい生活をズボラにしてしまいがちですが、
                  中原惇一さんのことばを思い出すと、ほんの少しだけ、日々の仕事をていねいに、さまざまな作業にも愛情をこめて行おう、と思うのです。

                  しあわせの花束―中原淳一エッセイ画集 (コロナ・ブックス)
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                  中原淳一の幸せな食卓 昭和を彩る料理と歳時記 (集英社be文庫)
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                  「中原淳一の幸せな食卓 昭和を彩る料理と歳時記」→
                  レトロポーチつきムック 中原淳一 JUNICHI NAKAHARA FOREVER
                  『少女の友』創刊100周年記念号→
                  中原淳一の料理担当「エプロンおじさん: 日本初の男性料理研究家・牧野哲大の味」→


                  「トラッシュバスケット・シアター」 岩井 俊二

                  2010.04.02 Friday

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                    ブロガーのあひるさんにおすすめしていただいた。「トラッシュバスケット・シアター」を読みました。映画監督、岩井俊二さんの映画にまつわるエッセイ。メジャーな映画から、マニアックで今では見ることも難しい映画、岩井監督の記憶の断片に残る名前もわからない映画まで紹介されています。

                    内容もさすがに普通の映画紹介ではなく、ちゃんとタイトルがついているのにまったく別の映画の話だったり、(「トレマーズ」なんて内容ほとんど紹介していない)大部分が監督の想像の話だったりする。そしてこれがまた面白い!もはや映画のエッセイではなく、映画をモチーフにした短編小説といってもいいかもしれない。
                    「宇宙戦争」からはノストラダムスの大予言の新解釈が飛び出し、「ロレンツォのオイル/命の詩」ではノンフィクションに対抗したオリジナル怪獣、サボテンガーを生みだし、「キングゴング」では映画に出かける時に事故にあった時のエピソードから映画「Love Lette」の着想を得る話など。

                    映画のエッセイだけではなく、連載当時、撮影していた「Love Letter」や「スワロウテイル」の撮影裏話もあり。

                    金城一紀さんの「映画篇」でもそうだったけれど、映画にまつわる小説やエッセイを読むと、どうしてもその中の映画が見たくなります。またうれしい宿題ができちゃったな。

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                    「番犬は庭を守る」→

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                    レビューポータル「MONO-PORTAL」

                    「日本人の知らない日本語2」 蛇蔵 海野凪子

                    2010.03.22 Monday

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                      大人気の日本語学校エッセイ漫画第2弾「日本人の知らない日本語2」外国人生徒の思いもよらない質問に度肝をぬかれた前作から、さらにパワーアップしています。
                      冒頭から「先生は忍者ですか?武士ですか?」の究極の二択質問に窮する凪子せんせい。今回も斜め上の生徒の質問に驚かされます。

                      ●色の話
                      太陽を赤で描くのはほとんど日本だけなのだそうで、金や黄色で描く国が圧倒的に多いのだとか。そのほか、「青」は昔は寒色すべてを表す言葉だったり、「みどり」は色ではなく、「若々しい」といった意味だったので、「みどり児」や「みどりの黒髪」という言葉はその頃の名残なんだそうです。知らなかった…(((( ;゜Д゜)))

                      ●畳化(タタミゼ)
                      畳化(タタミゼ)とは、外国人が日本化したことを表すフランスの新語なのですが、外国人生徒さんたちの畳化をみると、「え?これ日本だけのことなの?」と驚かされます。
                      外国ではブックカバーをつけてくれない事実にびっくり。そういや欧米はペーパーブックですもんね。それとタクシーの自動ドアも日本独自のものなのだとか。


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                      「日本人なら知っておきたい日本文学」→
                      「日本人の知らない日本語」→
                      「日本人の知らない日本語3  祝!卒業編」→