「水車館の殺人」 綾辻 行人

2005.05.18 Wednesday

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    館シリーズ第2弾「水車館の殺人」、読了。
    過去の事故が原因で顔をマスクで覆う館の主人(画家の息子)、
    彼の幼妻、年に一度、館を訪れる人々。「嵐の山荘」
    そして「探偵」島田潔。

    過去と現在が交互描かれていくストーリー展開のため、どちらが過去で
    どちらが現在なのか、わからなくなる。

    ミステリファンならば、「顔をマスクで覆う」という行為には横溝御大の
    あの小説が思い浮かぶでしょう。
    はたして彼は「佐清」なのか、否か。

    ラストは申せませんが、作者が文中にちりばめたちいさなキーワードを
    集めていくとひとつの「事実」が浮かび上がります。
    それを発見した喜びは筆舌につくせません。そのほかのトリックはまったく見破れませんでしたが。

    物語終盤は斜め読みで結末を先に見ないよう、1行1行、まさに手に汗握りながら読んでいきました。

    もう、綾辻館に夢中です。今後もし私が家を建てる機会があるなら
    思わず建築士の方にこう言うでしょう。
    「隠し部屋、作ってくれませんか?」

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    「十角館の殺人」→
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    コメント
    山村美沙邸ばりにサスペンスな建物、作ってみたいですね。
    家族も知らない部屋があるって、困るだろうけど楽しそうですね。

    あと、忍者村のからくり部屋なんかもおもしろそう。
    こずえさま
    コメントありがとうございます。
    山村美沙邸には何か仕掛けがあるのですか?
    ちょっと調べてみたいです。
    昔の武家屋敷などでは狭いところに敵を追い込んで
    刀を振り回せないようにしたり、隠し部屋から突き殺したり
    するという物騒な仕掛けが多かったです。
    • by 日月
    • 2005/05/22 9:29 PM
    TBありがとうございましたー
    隠し部屋はロマンですねぇ。
    もしあれば借金取りや警察が来たときに便利そうです(w
    • by 
    • 2006/01/23 6:32 PM
    こちらこそ、コメントありがとうございます。
    ミステリ作家・森 博嗣さんのおうちには地下室(シェルター)があるそうですね。なんでも前の持ち主さんがつくったものだとか。

    自分の人生の中で家を建てる機会があったら是非隠し部屋を作りたいですね(^^)
    • by 日月
    • 2006/01/23 11:04 PM
    やっと読みました〜♪
    水車館もミステリ要素たっぷりで、
    自分なりに推理するのが楽しくてたまりませんでした。

    館シリーズほんと面白いですね!!
    これはシリーズ全部制覇したい作品です。

    TBさせて頂きます〜
    • by 月夜
    • 2008/07/29 8:42 PM
    月夜さんへ
    館シリーズは完璧なトリックも魅力なのですが、
    中村青司の建築の持つ「負の力」とでもいうのでしょうか、
    恐ろしいのにひきつけられてしまう磁場のようなもの、
    そんな世界観が大好きです。
    館シリーズはどれもおもしろいですよ。
    私が好きなのは「時計館」と「黒猫館」です。
    両方ともトリックにビックリしますよ( ̄▽ ̄)
    • by 日月
    • 2008/07/29 11:59 PM
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    水車館の殺人綾辻 行人〔著〕講談社 (1992.3)通常2-3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つ
    • ちょっくら読書1000冊目指してみようか。
    • 2006/01/23 6:30 PM
    一年前、二人の人間が死に、一人の人間が突如消失した山奥に建つ水車館。 中村青司が設計したこの館に、一年前の事件関係者と名探偵?島田潔が訪れる。 水車館に隠された謎、そして仮面を付けた館の主が隠す秘密とは… 綾辻行人さんの館シリーズ二作目です。
    • ホトケの読了book  南無阿弥陀仏
    • 2006/09/20 12:28 PM
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