2006.05.11 Thursday

「鳳挙の花嫁」 森崎 朝香

雄飛の花嫁」、「翔佯の花嫁」の続編。閃国王・巴飛鷹の孫、飛鳳と綏の舞姫の物語。
三作目ともなると「中華花嫁シリーズ」の世界観もキャラクター馴染みがでてきて、年月が経つとともに「あの人物がこんなに歳をとって…」とか「あの人物とこの人物がつながっているのか〜」ななど感慨深い。

【ストーリー】
綏の後宮に仕える舞姫・朱桃は国王から閃国の公子・巴翔鳳の器を女の目から見極めて欲しいと命令を受ける。
正妃・仙華に甘やかされて育った綏の公子はわがままに育ち、とても各国の侵略を防げるだけの器を持たない。
それならばいっそ、同盟国であり、国王の妹が嫁いだ閃国に国を託そうと思う…
国王の苦渋の選択を聞き、戸惑いながらも閃国への旅に出る朱桃。
閃国へ同行する隊商の中に、「鷲のような目」をもつ青年がいた。
彼こそが閃国の公子・飛翔だった…

ストーリー的にも、時代的にもちょうど前の2作の中間に位置する話。公子という身分をもてあます翔鳳と、舞を舞う事だけが自分の全てだった朱桃。翔鳳に勝つ事だけが全てだった従兄弟・稜加。
この3人の行動の結果が後の「翔佯の花嫁」悲しい結末につながっていくと思うとなんだか切ない。
もっと他に選択肢はなかったのか…
どうもこの3人、極端な行動に走りがち。
1作目では巴飛鷹が大人だったので珠枝の暴走(?)をある程度抑えられたけれど、この作品では(「翔佯の花嫁」もそうか…)みんな暴走してしまったからねえ。
せめて、次の作品ではハッピーエンドにしてもらいたいものです。

鳳挙の花嫁 (講談社X文庫 ホワイトハート)
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今回、特別出演として 「雄飛の花嫁」の主役、珠枝と巴飛鷹の幸せなシーンがちょこっとでてくるのはうれしかった。




↓「中華花嫁シリーズ」次回作だそうですよ。
私の好きな初代閃王夫妻も出てくるらしいので読まねば。

玄天の花嫁 嬌鳥待望 (講談社X文庫ホワイトハ-ト)
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「雄飛の花嫁」→
「藍玉の花嫁」→
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