「マジックミラー」 有栖川有栖

2006.06.13 Tuesday

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    滋賀県余呉湖のほとりの別荘で、独りの女性が殺される。
    犯人と目されるのは、夫・柚木新一と双子の弟健一だが、犯行があったと思われる時間、2人はそれぞれ福岡、岩手へと出張中だった。その後、同じ別荘で双子の1人が頭部と手首を切り取られた死体で発見される。
    果たして犯人は?アリバイは崩れるのか…?

    推理小説では使い古された感のある定番素材「双子」「鉄道トリック」を使いながらも、まったく新しい物語に仕上がっている。

    デビュー作「月光ゲーム」は、あまりに多い登場人物と共感できない動機であまりスキではなかったのだが、この「マジックミラー」は細部まで細かいトリックが生きていて面白かった。
    十数年前の作品だけれど、まったく色あせない。
    ただ、この十数年で大きな事故が起こり、日本の鉄道ダイヤがいまいち信用できなくなったため、今では鉄道トリック自体が難しいかも。

    ずばり、キーワードは「双子」
    「双子」じゃなければ成立しない話(笑)
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    有栖川さんは熱烈なネコムラーでもある。
    「ダ・ヴィンチ」2月号の猫村さん特集では、
    猫村さんを主人公にしたショートショートも書いているのだ。

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