『暗いところで待ち合わせ』 乙一

2006.12.09 Saturday

0
    私にとって初の乙一作品。
    ミステリの様相を呈してはいるが、メインは盲目の女性ミチルと、彼女の家に忍び込んだ殺人の容疑者アキヒロとの、奇妙な同居生活がメインとなっている。

    自分が今、本当に目が見えているのだろうか?


    それほど盲目の方の生活がとても現実感があり、読んでいるこちらも、まるでやわらかな暗闇につつまれているような感覚になる。

    ちりばめられたキーワード


    2人の奇妙で暖かな同居生活の中に最後の結末につながるキーワードがちりばめられていて、それがどんどんと明らかになっていく。

    ラスト近くは、ページをめくる手が止まらなかった。

    アキヒロの孤独が悲しい


    私も人とうまくやることができず、周囲に壁をつくってしまうタイプの人間だから。
    人とのコミュニケーション能力に劣等感を持つ人間は、周囲の行動に敏感だ。職場の人間からあんな風にからかわれたら、私だって殺意を抱くかもしれない。

    ミチルとの奇妙な交流で、アキヒロの心がほぐれてゆくのが伝わって、私もうれしかった。自分という存在を理解しようとしてれる人がいれば、きっと大丈夫。

    暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

    中古価格
    ¥1から
    (2018/11/30 16:32時点)





    暗いところで待ち合わせ プレミアム・エディション [DVD]

    中古価格
    ¥573から
    (2018/11/30 16:32時点)



    コメント
    こんにちはっ。御久しぶりにお邪魔致します〜ミ(ノ _ _)ノ

    ぉっ、日月さまも初☆乙一さんを体験されましたか!?
    私もついこの前、同著者の「GOTH」を読了しましたけど
    静かで落ち着いているのに、ゾクゾクと恐くなってくる
    お話を書かれる方だな〜と感じましたよ;
    ちょっとクセになりそうな…そんなカンジです(笑)

    そういえば、「暗いところで〜」は映画にも
    なっているそうですね…。田中麗奈さん主演だそうで、
    こちらも気になります(=゚ω゚=;)
    • by イチコ
    • 2006/12/09 10:30 AM
    >イチコさん
    乙一さんの作品は「黒乙一」と「白乙一」があるそうですね。
    「暗いところで…」は「白乙一」なのでしょうね。「黒乙一」はちょっと読むのに勇気がいります。

    この本を読むきっかけとなったのは、映画に鈴木リョウジさんという好きな俳優さんが出演されていたからです。映画の方は忙しくて見にいけませんが、DVDが出たらぜひ見たいですね。
    あの奇妙な同居生活を、どんな風に映像化するか楽しみです♪
    • by 日月
    • 2006/12/10 1:54 AM
    TBありがとうございます。でも、たぶん間違えたのかも・・・。違う記事のTBが飛んできていたので、一度消させていただきました。よかったらもう一度この記事のTBを飛ばしてくださいね。
    • by みわ
    • 2006/12/17 3:33 AM
    >みわさん
    申し訳ありません!
    お心遣い、ありがとうございます。
    お言葉に甘えてTBさせていただきますね。
    白乙一の方は、これからも読んでいきたいです。
    黒乙一は、勇気が出たらにしておきます。(^^;)
    • by 日月
    • 2006/12/17 11:18 AM
    日月さん☆こんばんは
    この物語、本当に面白かったです。(#^.^#)
    わたしも一気読みでした!
    • by Roko
    • 2007/02/11 7:06 PM
    >Rokoさん
    不思議で、切なくて、暖かい物語でした(^^)
    私もアキヒロのように、人と距離を置きたがる性質なので、
    彼の孤独が読んでいて切なかったです。
    映画は見にいけませんでしたが、お気に入りの俳優さんが出ているので、DVDが出たら是非見ようと思ってます。

    • by 日月
    • 2007/02/16 12:39 AM
    コメントする
    トラックバック
    ある日、駅のホームでおきた殺人事件。犯人として手配されているアキヒロは逃亡して見つからないまま。同じ頃に、事故が原因で失明してしまい頼りにしていた父親にも先立たれてしまって1人暮らしをしているミチルの家で、人の気配を感じ始めます。食べ物が少しづつだけ
    • 活字中毒
    • 2006/12/17 3:32 AM
    暗いところで待ち合わせ この本は 「本de枕」のmayokakoさん 「活字中毒」のみわさん 「ちょっくら読書1000冊目指してみようか。」の常陸さん にオススメいただきました。 ありがとうございました。 ■やぎっちょ書評 素晴らしい内容、これに尽きると思い
    • "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
    • 2006/12/28 4:21 PM
    【孤独な男女の陰の生活】 目の見えない本間ミチルという名の女性。その独り住まいの家に、殺人事件の容疑者である大石アキヒロという名の男が逃げ込み、誰にも言えず潜んで暮らす奇妙な生活が始まった。 二人の男女の奇妙な生活環境が、常に緊張感をもたらして
    • 雑板屋
    • 2006/12/29 2:26 PM
    暗いところで待ち合わせposted with amazlet on 06.11
    • ついてる日記?
    • 2007/02/11 7:02 PM
    この記事のトラックバックURL