十二国記シリーズ 「丕諸の鳥」 小野 不由美

2008.03.04 Tuesday

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    十二国記の新しい話、「丕諸の鳥」を読みました。
    新潮社の雑誌yom yom (ヨムヨム) 2008年 03月号 に掲載ということもあり、「魔性の子」の続編ではないかと思っていましたが、予想に反して慶国の話。
    羅氏と呼ばれる下級官吏・丕諸を巡る物語です。

    丕諸の鳥では「王とは何か」という十二国が抱える
    根本的な疑問を丕諸の視点から描かれていきます。
    苦悩と挫折、そして一筋の光明。


    そんな物語でした。


    久しぶりの十二国記、久しぶりの小野先生の文章とあって、
    一文字一文字、確かめながら、味わいながら読もうと思ったのですが、ストーリーの面白さについつい引き込まれてしまいました。


    小野先生の文章は玉のようにキラキラと輝いていて、
    軽快な楽のようなリズムを刻んでゆきます。
    その文章を読み進んでいくうちに、読者はいつのまにか
    慶の金波宮にたどり着いてしまうのです。
    だから、その一言一句がいとおしいのです。

    キャラクターとストーリー中心で
    ぐいぐい引っ張る物語もいいのですが、
    やはり世界観と人物、それを表現しうるだけの表現力。
    これこそが物語に重要ものではないでしょうか。




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    小野 不由美
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    コメント
    読んだのですね。
    ってことは、yomyom買ったのかしら?
    私は一応図書館予約しました。
    丕諸って人の名前だったのですね。
    丕諸だけに秘書かとも思いましたが、下級官吏なんだ。
    なんか早く読んでみたくなりましたヾ(´∀`*)ノ
    コメントありがとうございます。
    yomyomは念のため予約を入れました。
    発売日当日、本屋には山積みでしたが(^^;)

    保存用にもう1冊買おうかとも思ってます。
    内容もすばらしかったです。さすが小野先生!

    「丕諸の鳥」以外にもしゃばけシリーズの最新話が
    載っていたり、上橋菜穂子先生のインタビューが
    載っていたりと、盛りだくさんの内容でした。( ̄▽ ̄)
    • by 日月
    • 2008/03/05 10:11 PM
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