2008.06.15 Sunday

ミステリーランド 「銃とチョコレート」 乙一

ミステリ作家が子供たちのために書き下ろした「ミステリーランド」シリーズ。今回は乙一の「銃とチョコレート」です。

登場人物にチョコレート会社やお菓子の名前がつけられていて
おいしそう。けれどものがたりは、おいしいだけではないんです。
主人公の少年は他の国からやってきた「移民の子」で、いわれの無い差別を受けたり、そうした社会問題や、大人世界の裏側に巻き込まれたりちょっとビターテイストなものがたりとなっています。

主人公・リンツは、移民の父親が死ぬ前に買ってくれた聖書から
ある地図を見つける。それは怪盗ゴディバが盗んだ宝物のありかをしるした地図らしい。
家が貧しいリンツは、報奨金と国一番の名探偵・ロイズに
会えるるかもしれないとの憧れから、宝の地図のことを
手紙に書く。
はたしてロイズが町にやってくるのだが…

こどもむけの話だから名探偵と盗賊の宝のありかをつきとめるだけかと思ったら、大間違い(^^;)
とんでもない方向へ話がすすんで行きます。
味方だった人が敵に、敵だった人が味方になったり。
最後にびっくりするような出来事もあり。
もちろん、謎解きや冒険も満載。
文中に仕掛けられたいろいろなヒントが物語の最後に
びっくりするような展開がまっているのです。


銃とチョコレート (ミステリーランド)
乙一 講談社 売り上げランキング: 96368


乙一「暗いところで待ち合わせ」→

ミステリーランド
「くらのかみ」小野不由美→
「魔女の死んだ家」篠田 真由美→
「透明人間の納屋」島田 荘司→
JUGEMテーマ:ミステリ


Comment
コメ&TBありがとうございました♪

ただの冒険じゃなくて、2転3転してとっても楽しめました。
個人的には最初は悪者、後で味方!の展開が好きなので、
その辺りも楽しく読めました。

他のミステリーランドの本も読もうかなぁって思ってます。
>月夜さん

他のミステリーランドも面白いですよ( ̄▽ ̄)
感想はまだ書いていませんが、
十二国記の作者・小野不由美さんの「くらのかみ」
「本格」ミステリ作家・綾辻行人さんの「びっくり館の秘密」、
有栖川有栖さんの「虹果て村の秘密」どれも好奇心が刺激される
ワクワク感あり、推理だけでは解決できない出来事へのやりきれなさ
あり、一筋縄ではない面白さ満載です。
はじめまして。
乙一さんのミステリーランド、面白かったですね。
私も中盤以降の展開にビックリ。
凝ったつくりでワクワクしながら読みました。
子供向けでもありながら、大人が読んでも十分楽しめますよね。
  • ia.
  • 2008/06/19 00:59
>ia.さん
コメントありがとうございます。

小さなヒントが大きな謎につながっているのですよね。
魚が浮いていた話までヒントだったとは(^^;)
ほんとうに凝ったつくりでしたね。

ミステリーランド参加作家のみなさん、
こどもだからって手加減してませんね。( ̄▽ ̄)





   
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少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。 現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は 泥棒の名前として国民に定着した。 その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。 ある日リンツは、 父の形見
  • Over The Moon
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