「対話篇」 金城一紀
2008.07.10 Thursday
初めて金城一紀を読みました。「対話篇」。
この作品を読んで感じたのは「はかなさ」と「切なさ」と「静けさ」でしょうか。
3編とも恋愛を扱っているものの、どの作品にも死の影がつきまとうストーリーでした。
「恋愛小説」では、自分が親しくなる人間がかならず死んでしまう運命を持った男性の恋人との思い出が静かに語られる。
「永遠の円環」では、末期がんにおかされた主人公が
自殺した恋人のために殺人を企てる。
共犯者をさがす主人公の前に、ある日Kという人物が現れる。
「花」では脳に動脈瘤を持ち、常に死の不安にさいなまれる主人公の元に、風変わりなアルバイトの依頼がくる。
有名な弁護士とともに鹿児島まで高速を使わない旅の
ドライバーを引き受けることだった。
やがて彼は弁護士の旅の目的を知る。
彼の別れた妻が残した遺品を引き取るため、昔妻と旅した行程をさかのぼって、彼女の記憶をとりもどそうとするためだった。
今回、初の金城一紀作品だったのですが、
ときおり、心にするりと入り込んでくる美しいことばが印象的でした。
本当にそのとおりだと思いました。
私もうまく言葉にできないのだけど、金城さんの文章が自分の
中にあったイメージを形にして見せてくれた感じがします。
読んでからしばらくしてから、ストーリーの断片がじわじわと押し寄せてきて、また読んでみたくなる。そんな小説でした。
●ザ・ゾンビーズシリーズ
ザ・ゾンビーズ最初の冒険譚 ・レヴォリューション No.0→
・レヴォリューション No.3→
ここからゾンビーズの冒険がはじまります。
・フライ,ダディ,フライ→朴舜臣と中年サラリーマンの奇妙な師弟関係。
・SPEED→
ゾンビーズと一緒に冒険する女の子が主人公の物語。
●その他の金城作品
・GO→
・映画篇→
この作品を読んで感じたのは「はかなさ」と「切なさ」と「静けさ」でしょうか。
3編とも恋愛を扱っているものの、どの作品にも死の影がつきまとうストーリーでした。
「恋愛小説」では、自分が親しくなる人間がかならず死んでしまう運命を持った男性の恋人との思い出が静かに語られる。
「永遠の円環」では、末期がんにおかされた主人公が
自殺した恋人のために殺人を企てる。
共犯者をさがす主人公の前に、ある日Kという人物が現れる。
「花」では脳に動脈瘤を持ち、常に死の不安にさいなまれる主人公の元に、風変わりなアルバイトの依頼がくる。
有名な弁護士とともに鹿児島まで高速を使わない旅の
ドライバーを引き受けることだった。
やがて彼は弁護士の旅の目的を知る。
彼の別れた妻が残した遺品を引き取るため、昔妻と旅した行程をさかのぼって、彼女の記憶をとりもどそうとするためだった。
今回、初の金城一紀作品だったのですが、
ときおり、心にするりと入り込んでくる美しいことばが印象的でした。
本当に大切な事柄は、言葉にしてはいけないのだ。
身体という容れものの中でひっそりと眠らせておかなくてはならない。
本当にそのとおりだと思いました。
私もうまく言葉にできないのだけど、金城さんの文章が自分の
中にあったイメージを形にして見せてくれた感じがします。
読んでからしばらくしてから、ストーリーの断片がじわじわと押し寄せてきて、また読んでみたくなる。そんな小説でした。
●ザ・ゾンビーズシリーズ
ザ・ゾンビーズ最初の冒険譚 ・レヴォリューション No.0→
・レヴォリューション No.3→
ここからゾンビーズの冒険がはじまります。
・フライ,ダディ,フライ→朴舜臣と中年サラリーマンの奇妙な師弟関係。
・SPEED→
ゾンビーズと一緒に冒険する女の子が主人公の物語。
●その他の金城作品
・GO→
・映画篇→
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金城さん気に入っていただけたようですね。
次は「映画篇」そしてゾンビーズ・シリーズもお勧めしちゃいます!