2008.09.03 Wednesday

「プラネタリウムのふたご」 いしいしんじ

星が見えない村のプラネタリウムに捨てられたふたごたち。
彗星のなまえをつけられたテンペルとタットル。
テンペルは、興行にきた一座について奇術師に。
タットルは、村にのこって星の語り部に。
離れ離れになってしまったけれど、
空の下・星座を見上げればにいればどこにいようと
自分の家を、故郷を感じることができる。

登場人物、みんながやさしいんです。
でも、そのやさしさが時に人を不幸にしてしまうことがある。
悲しいできごとを乗り越えて、すこしでも喜びを与えるために
彼らは精一杯、自分のできることをやり抜こうする。

私にとっていしいしんじさんのお話ほど、
感想を書くのが難しい作品はありません。
ものがたり自体が難しいのではなく、感想を書こうとすると、
私のつたない文章力では独特の世界の物語を伝える言葉が見つからないんです。
(ほかの感想がうまくかけているわけではないのですが)
書けば書くほど、ことばがすべり落ちてしまう。
これは実際にものがたりを「体感」していただくほかはないのです。

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Comment
大きな波があるわけではないんですが、
優しいだけではなくて、厳しさもきちんと描かれていて、
どんどん引き込まれる世界でした。

こんな素敵なプラネタリウムがあったらなぁと憧れてしまいます♪

月夜さん
コメントありがとうございます。
プラネタリウムは大好きな場所なので
ここを舞台にした物語が読めてうれしかったです。
この物語で優しさは人を不幸にもするし、また喜びを与えることができるのだと感じました。
TBありがとうございました。
悲しいことがあっても温かい気持ちになれるのは、いしいしんじさんの人柄もあるのでしょうか。
素敵な作品でした。
やくさんへ
みんな優しいのにその優しさが時に悲劇を生んでしまうこともある。最後はつらかったけれど、わたしも温かい気持ちになれました。大人のための童話なのだと思います。
  • 日月
  • 2009/12/18 12:19





   
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