眼帯をした公務員の「詔命」とは… 「失楽園」 諸星 大二郎

2008.09.01 Monday

0
    彼女を守る51の方法の記事で
    ちょっとご紹介した「眼帯をした公務員」とは、諸星大二郎のマンガ「詔命」に出てくる主人公です。

    もちろん、地震に関連したお話。

    地震予報課へ配属された主人公は、たいした仕事もない部署で、法外な給料をもらうことになる。

    さらに、美しい女性とお近づきになり、関係をもつようになるが、彼の片方の眼は次第にに見えなくなっていく。

    不審に思い調べていくうちに、自分の身に与えられた恐ろしい「詔命」を知ることになるのだが…




    もうおわかりでしょう。主人公は地震を抑える「人柱」として選ばれたのです。高額な報酬も、美しい女性も生贄にささげられた供物だったわけです。

    古来より人柱として神にささげられるものは、片目をつぶされた。
    主人公が人柱として捧げられたあとの新聞で「地震予報はずれる」の見出しになぜかゾッとしました。

    諸星大二郎はおどろおどろした作風と、恐ろしくも不思議なストーリーが魅力です。はまってしまうと抜けられない。

    怖いけれども面白い。
    未読の方はぜひお試しを。

    レビューポータル「MONO-PORTAL」
    コメント
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL