「神さまがくれた漢字たち」 山本 史也 白川 静

2008.09.13 Saturday

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    「人」の字は、本来支えあってなどいない。
    「目」がつぶされた民は、神に捧げられる「臣」と呼ばれた。
    「耳」が切られ、持ち上がられた形が「取」。

    冒頭からおそろしい解釈が続きますが、
    これは最初の漢字・甲骨文字が伝える漢字本来の姿です。

    文字を創造したとされる殷の王・武丁の物語を読んでから、太古の漢字・甲骨文字について興味をひかれるようになりました。その後、漢字学者・白川静さんのことを知り、著作を読んでみたいと思っていました。
    けれど、専門書となると大人でも読み解くのが難しいので
    無理かな、と諦めていた時に見つけたのがよりみちパン!セシリーズの
    神さまがくれた漢字たち 」でした。

    「中学生から大人まで」と銘打ってあるので
    書こうと思えば恐ろしく難解になるであろう漢字の知識が
    わかりやすく、たのしく解説されています。

    古代の漢字は、神と交信をするための特別なもので
    そのなりたちも「神」の存在なくしては存在しえないもの
    なんですね。今まで学校で習っていた漢字の解釈とは
    まったく違う漢字のものがたりです。

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    文字を創造したとされる殷の王・武丁の冒険物語。歴史小説とはいえ、冒険譚の形式をとっているので読みやすい。
    作者の宮城谷昌光先生は白川静先生とも交流があったのだとか。

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