「雨の日も、晴れ男」 水野 敬也

2008.10.16 Thursday

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    夢をかなえるゾウ」の作者が送る超ポジティブ小説、「雨の日も、晴れ男」

    主人公・アレックスはイギリスに住む平凡な男。
    天界に住む小さな神様・シュナとワンダーのいたずらによって
    どんどん不幸な出来事に遭遇してしまう。
    しかし、アレックスはどんな不幸にもめげず、常にユーモアをもって対処していく。業を煮やしたシュナとワンダーはさらにエスカレートして次々と不幸な出来事をアレックスに起こすのだが…

    賛否両論が分かれそうな小説です。
    主人公が担当する製品が日本のKOKESHIだったり、相手先に謝りに行く時にSUSHIに見立てたDOGEZAだの、日本をおちょくったテンションには正直あまりついていけませんでした。(^^;)
    これほどまでのポジティブ思考は実際には無理があるだろうし。

    でもどんな困難にもアレックスは持ち前のユーモアで明るく乗り切ろうとしていくところはやっぱり感動しちゃっうんだな。
    特に印象深かったのは、円形脱毛症ができてしまった時、ハゲた部分にカツラメーカーの広告をいれるというもの。
    ハゲ=ネガティブな印象をひっくり返した面白いアイデアだと思いました。

    会社をクビになり、詐欺にあい、すべてを失っても、アレックスは常に自分以外の誰かを楽しませることで前向きに不幸な出来事に向かっていった。
    物語の最後にこんな言葉がでてきます。
    神様は幸・不幸を与えることはできない。出来事を起こすだけ

    幸福も不幸も人間が決めることができるってこと。
    アレックスみたいな超ポジティブにはなれそうもないけれど、「不幸」を出来事としてとらえることができるなら、「幸福」を見つけやすくなるのかもしれない。

    「夢をかなえるゾウ」
    「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」


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    コメント
     自分が不幸だと考えないかぎり、
     この世に不幸なことはなにひとつない
                 セネカ

    こんな生き方が実践できたら、一番良いですね。

    テレビで知ったのですが、耳が不自由で、小学生の時、ホームレスまで経験した、女優の岡田絵里香さんは、オーディションの時、「耳が不自由なこと、それは人との違いであり個性(武器)だと考えた」そうです。(インパクトがあるということでしょうか?)
    若いのにすごく前向きで、強い人だと思いました。
    人ってどうしても不幸ばかりに目がいって不幸自慢をしたがりますよねぇ(^^;)
    しんどいときでも、何かひとつでも楽しことを見つけられたらいいですね。
    • by 日月
    • 2008/10/17 1:55 PM
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