日々の書付

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「トリツカレ男」 いしい しんじ

ジュゼッペは「トリツカレ男」。
いろんな事や物にとりつかれると、ほかのことが見えなくなるくらい夢中になってしまう。
オペラに三段跳び、サングラスに虫集め。探偵ごっごもあった。
それからハツカネズミをたくさん飼っていた時には、たくさんいたハツカネズミから1匹だけ言葉の喋れるネズミがうまれて、それからずっとジュゼッペのパートナーになった。

ある日、ジュゼッペは公園で出会った風船売りの少女・ペチカに「とりつかれ」てしまった。彼女は母親の病気療養のため外国から来たのだけれど、さみしく貧しい日々を送っていた。

ジュゼッペは、なんとかペチカと友達になるけれど、あるとき彼女の笑顔の底にあるくすみに気づく。
彼女の笑顔をはらすために、風船売りの高い場所代を取るツイスト親分のところへ談判にいったり(虫好きの親分は、ジュゼッペのコレクションに一目ぼれして、なんでもいうことをきいてくれた。)
彼女の母親のぜんそくを直すため、医者に変装してオペラで治療をおこなったり。
けれどもなにをやっても、ペチカの笑顔の奥にはくすみが残っている。その原因は彼女の婚約者・タタンにあった。

今まで読んだ「プラネタリウムのふたご」「麦ふみクーツェ」「ぶらんこ乗り」などと違って、恋のお話がメイン。
ペチカを思うジュゼッペが、彼女のために一生懸命な姿がじわりとくるのです。まったく見返りをもとめない。いや、見返りはペチカの本当の笑顔。ただそれだけなんですよ。。・゚・(*ノД`*)・゚・。たとえ他の男性が彼女のこころを占めているとしても。いろんなことに「とりつかれた」ジュゼッペだけど、とりついたものに対していつも真剣に全精力を傾けてすすんでいってる。

読んでいてこころがほっこりあったかくなるお話です。

トリツカレ男 (新潮文庫)
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「トリツカレ男」の愛称で親しまれるジュゼッペ。彼は、何かにトリツカレると、他のことが何も手につかなくなってしまう。オペラに、三段跳び。探偵ごっこ。彼がトリツカレるものは、さまざま。しかし、ジュゼッペはある日、風船売りの少女にトリツカレてしまう。舞台の
トリツカレ男 / いしいしんじ | ひとり読書会 | 2008/12/22 8:56 PM
キャラメルボックスで原作になった本だったので、知っていましたが、舞台を見に行くことはできず、 (…クリスマスツアーって宝塚とかぶってなかなか行けない)。 いしいしんじさんの他の本も購入しているのですが厚くてなかなか
タイトル:トリツカレ男 著者:いしいしんじ オススメ度:★★★★★ ぼくは、今読書ににトリツカレているのかもしれない。 最初、読み始めはすごいコミカルで主人公のジュゼッペが...
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