「明治おもしろ博覧会」 横田 順彌

2009.01.20 Tuesday

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    アイスクリン強し」の影響で、明治時代のことがもっと知りたくなりました。SF作家の横田順彌さんは明治時代のSF小説や明治の文化史などにも詳しく、なかでもとりわけ面白い事件や、破天荒な人物に関する本を多く出している方です。

    明治おもしろ博覧会」は、作者横田順彌さんの故郷・九州で起こった事件や明治の破天荒な人々のエピソードを紹介した話です。

    面白いエピソードをいくつか紹介すると…

    ●明治初の美人コンテストで1位になった女学生は、当時院長をつとめた乃木大将によって「不謹慎」ということで学校を退学させられた。でも後に乃木大将は彼女に良縁を紹介したそうだ。

    ●現在台東区に記念館が残る高名な彫刻家・朝倉文夫は軍事探偵(!)として、南洋(東南アジア)へおもむき、スパイとして活躍したらしい。リアル「D機関」のメンバーが実在したとは…。現在彫塑館に残る作品やアトリエの雰囲気からは想像もつきませんが。。

    現地の人に気に入られて「この土地の王様になってくれ」とも言われたとか。未開の土地へと探検に行く「探検家」という職業(?)ができたのもこの時代。見知らぬ土地に強いあこがれがあったのですね。

    百年前の未来予測は結構な的中率を誇っており、エレクトロニクスの予測をした林博士の予測は、
    ・海外放送受信
    ・光利用通信
    ・電気自動記録(録音・録画)
    なそ、現代では当たり前になった機能ですが、パソコンもFAXもなかった時代に思いつくのはすごい。

    江戸や昭和に比べ語られることの少ない明治時代ですが、破天荒な人物たちや面白い事件が多かったようです。

    明治おもしろ博覧会 明治の事件・人物エピソード集
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