『武士道シックスティーン』 誉田 哲也
2009.06.05 Friday
剣の道に精進する女子高生たちの青春武士道ストーリー、「武士道シックスティーン」。柔と剛、対称的な二人の女子が刺激しあい、時にはぶつかってお互いの剣道を高めていきます。
全中学女子準優勝の香織は、消化試合として出た市民剣道大会で東松中学の無名の選手「甲本」に敗れた。自分の負けた理由が分析できない香織は、「甲本」が進学したであろう、剣道の名門、東松高校女子剣道部へ進む。
はたしてそこには香織の目指す「敵」がいたのだが、その「敵」、甲本(西荻)早苗は、のほほんとして勝ち負けにこだわらない性格で、剣の腕も強かったり弱かったりとバラつきがある。香織は自分が負けた時の「甲本」と闘って勝つために早苗に強くなれと要求する。
おもしろかった。…おもしろかったんだけど。香織についていけない…orz
物語の中盤まで勝つことにしか興味がない、まさにジャックナイフのような香織のキャラクターがリアリティが感じられず共感できなかったなあ。
勝ちたい気持ちが勝りすぎて、竹刀で早苗の手をはたいたり、踏みつけたり、ちょっと尋常じゃないでしょ、アンタ(((; ゚д゚)))香織のスランプの原因も、私にはいまいち理解できなかったし、そこからの変貌っぷりも唐突というか、説明が少ない気がしました。
とはいえ、戦い方が全く違うふたりが影響しあい、時にはぶつかりあいながらお互いの剣の道を進んでいき、終盤でふたりが剣を合わせる姿は清々しく、美しかった。これからも彼女たちの成長を見守っていくためにも続編「武士道セブンティーン」もぜひ、読んでみようと思います。
・「武士道セブンティーン」→
・「武士道エイティーン」→
レビューポータル「MONO-PORTAL」
武士道シックスティーン あらすじ
全中学女子準優勝の香織は、消化試合として出た市民剣道大会で東松中学の無名の選手「甲本」に敗れた。自分の負けた理由が分析できない香織は、「甲本」が進学したであろう、剣道の名門、東松高校女子剣道部へ進む。
はたしてそこには香織の目指す「敵」がいたのだが、その「敵」、甲本(西荻)早苗は、のほほんとして勝ち負けにこだわらない性格で、剣の腕も強かったり弱かったりとバラつきがある。香織は自分が負けた時の「甲本」と闘って勝つために早苗に強くなれと要求する。
おもしろかった。…おもしろかったんだけど。香織についていけない…orz
物語の中盤まで勝つことにしか興味がない、まさにジャックナイフのような香織のキャラクターがリアリティが感じられず共感できなかったなあ。
勝ちたい気持ちが勝りすぎて、竹刀で早苗の手をはたいたり、踏みつけたり、ちょっと尋常じゃないでしょ、アンタ(((; ゚д゚)))香織のスランプの原因も、私にはいまいち理解できなかったし、そこからの変貌っぷりも唐突というか、説明が少ない気がしました。
とはいえ、戦い方が全く違うふたりが影響しあい、時にはぶつかりあいながらお互いの剣の道を進んでいき、終盤でふたりが剣を合わせる姿は清々しく、美しかった。これからも彼女たちの成長を見守っていくためにも続編「武士道セブンティーン」もぜひ、読んでみようと思います。
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・「武士道エイティーン」→
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レビューポータル「MONO-PORTAL」
「武士道シックスティーン」読まれたのですね!
せっかくですから、「武士道セブンティーン」もぜひお読みください。新しい登場人物もいろいろ出てきて、こちらも面白いですよ。