「回転銀河6」 海野つなみ

2009.06.22 Monday

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    回転銀河6巻。
    美しい容姿と悪魔のような性格で周囲を巻き込む双子、天野兄弟の兄・優と、マイペースで中立的な和倉。
    ふたりの恋、それにまつわる感情にもいよいよ変化が。

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    逆回転


    和倉の気持ちをコントロールし、自分を好きになるよう仕向ける優。優の術中にはまってしまう和倉。
    このまま優の支配下に落ちていくのかと思いきや、さすがミス・ニュートラル和倉ちゃん。

    自分が優を好きな思いと、優の感情の違いを素直に受け止めることで気持に(勝手に)決着をつけてしまった。
    孤独に回っていた優の歯車が和倉によって「カチリ」とはまり、逆回転を始める。でもまだ優はそのことを認められないのですが。。

    優を美しく精巧な歯車ににたとえた絵が好きです。(^^)

    ごしきひわ


    優の彼女・江梨奈ちゃんのお話。名門女子高に通うお嬢様である江梨奈は、冷たくなった優の態度に必死ですがりつこうとします。

    最初、江梨奈ちゃんはわがままなお嬢さんだなという印象だったのですが、江梨奈ちゃん側の視点からみると、あたりまえだけど彼女にもにつらさや切なさがあるわけです。海野つなみ先生は、回転銀河5で天野兄弟につきまとっていた松崎や、今回の江梨奈ちゃんのように脇のキャラクターでも単純な設定にせず、彼らの視点からの悩みや生き方を示してくれます。

    それが、「回転銀河」の他にはない魅力の一つであると思うのです。

    龍の鱗


    和倉ちゃんは本当にすごい。恋なんて余計な感情のかたまりのような現象も、彼女にかかれば「そういうもの」として受け止められてしまう。だから、ゆるがない。しかもその上で優の孤独な感情を受け止めようとするんです。
    でもプライドのかたまりの優はそれを認めたがらない。

    あぁもうじれったい。(^^;)
    でも、和倉ちゃんはいちど決めたらゆるがないので、そんなペースに優もどんどん巻き込まれていく。最後はしぶしぶながら優も和倉ちゃんとつながることで、変わってゆく。

    ああ、こういうのっていいな。
    和倉ちゃんみたいに「片寄りのない目で広い世界を見よう」とすれば自分の周りの世界は回転を初めて、今までと違う世界を見ることができるのかもしれない。

    メインキャラが卒業することで一応の完結をみた「回転銀河」ですが、恭子や守口、須磨と池上のお話ももう少し読みたかったな(´Д`)=3 、外伝ということで続かないだろうか。

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    コメント
    こんにちは☆もっと早くこちらに来ようと思っていたのに、いつのまにか時間がたってしまいました。
    和倉ちゃんのしなやかさって本当に得難いものですよね。憧れます。天野兄はめちゃめちゃ幸せ者だと思いますよ(笑)
    完結が寂しいですね…。オムニバスだし、続けようと思えばいつまでも続けられると思うので、いっそのこと海野先生のライフワークにしていただいて、何年かかってもいいから続編を描いてほしいです〜。ほんとに素敵な作品でした。

    三森さん、ありがとうございます。

    >海野先生のライフワーク
    私も賛成です。ずっと描き続けてほしい。最初は天野兄弟と和倉ちゃんの存在がこんなに大きくなるはずじゃなく、池上と須磨の話の企画もあったそうなので
    そちらもぜひ描いてほしいです。
    あと、ラストでちょこっとでてきた中辻・山本コンビのその後なんてのも読みたいですね(^^)
    • by 日月
    • 2009/07/04 5:08 PM
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