「獣の奏者検ヾ扱詈圈廖‐絛 菜穂子

2009.08.20 Thursday

0
    ああ、終わってしまった…

    獣の奏者 探究編」のラストで、真王と大公の強要により、王獣を武器として使うための訓練を始めるエリン。つらかったでしょうね。・゚・(*ノД`*)・゚・。
    しかしエリンは自分の探究してきた道の、その先に何があるのかを王獣をつかうことで見極めようとするんです。それは死と隣り合わせの覚悟なんです。

    夫のイアルも、エリンを守るために闘蛇部隊へ志願します。もともと反発しあっていた真王と大公、その真王側の護衛であったイアルが大公の部隊に入ることで両者の確執を少しでもなくそうという配慮と、闘蛇が強くして王獣を戦に出さないようにしたいとの願いからでした。イアルは、エリンと同じ苦労をしょってくれたのですね。いい旦那だ。。・゚・(*ノД`*)・゚・。

    一方、エリンの息子・ジェシ君はというと、どんどん少年らしくなっていきます。
    お母さんと同じく、獣ノ医師を目指すことになるのですが、なにせ思春期の少年ですから「お母さんは俺より王獣が大事なんだ!」と反抗もしてみたり。(・_・;)

    でも、エリンもイアルもジェシの未来のために今の状況をなんとかしようとしているのですけどね。でも、忙しい合間をぬってイアルと男同士の話をしたり、エリンとお弁当をもって出かけたりもしてます。その時にエリンがつくったのが猪の味噌焼き。これはエリンのお母さんが作ってくれた料理です。親子の愛情が伝わってくる場面でした。

    やがて訪れる決戦の時。敵のラーダも闘蛇部隊を作り出していてエリンは王獣で、イアルは人の手で繁殖させた新しい闘蛇部隊で戦いに向かいます。エリンとイアル、王獣たちの運命は…


    このラストは何度読んでも涙がでます。
    これを奇跡と呼べばいいのか、悲劇と呼べばいいのかは、読んだあともわかりません。ただ、エリンは確かに「いきものをあるべき姿に返したい」という思いを貫き、その信念やがてがジェシに伝わり、真王や大公を動かしていったのも事実です。

    最終章、カザルムの草原に吹く風はとてもやわらかく、優しい気持ちで本を閉じることができました。

    獣の奏者 (3)探求編
    獣の奏者 (3)探求編
    posted with amazlet at 09.08.20
    上橋 菜穂子 講談社 売り上げランキング: 44


    獣の奏者 (4)完結編
    獣の奏者 (4)完結編
    posted with amazlet at 09.08.20
    上橋 菜穂子 講談社 売り上げランキング: 49


    上橋作品感想


    「物語ること、生きること」→
    「精霊の守り人」→
    「闇の守り人」→
    「夢の守り人」→
    「天と地の守り人」→
    精霊の守り人シリーズ外伝「流れ行く者」→
    精霊の守り人シリーズ外伝「炎路の旅人」→
    精霊の守り人レシピ集「バルサの食卓」→
    「獣の奏者 闘蛇編・王獣編」→
    「獣の奏者掘|亀翳圈廣
    「獣の奏者検ヾ扱詈圈廣
    「<守り人>のすべて 守り人シリーズ完全ガイド」→
    守り人レシピ「バルサの食卓」→
    JUGEMテーマ:オススメの本


    コメント
    あぁ・・・・・早く読みたい・・・!!


    3巻まで読んで凄く感動です!!!
    このまま完結編が読めれば と思ってます
    • by £Huwatti£
    • 2009/12/07 4:53 PM
    コメントありがとうございます。
    完結編も面白いですよ。
    ぜひ獣の奏者の完結編も読んでみてください。
    • by 日月
    • 2009/12/08 8:25 PM
    私も早く読みたいです〜〜〜!!!
    学校の図書室には王獣編までしかなくって、あとのふたつがくるのは二月下旬とか…それまで待てない(>_<)
    友達からのネタバレでエリンとイアルがくっつくことと、トムラと三角関係(?)なかんじになること知ってしまいました。。ショック。。いうなよ友(;一_一)
    • by 桔梗
    • 2010/01/13 11:37 PM
    桔梗さん、コメントありがとうございます。学校の図書館に入るといいですね。もしくはお住まいの地域の図書館を探してみてください。人気の本なので時間はかかるかもしれませんが、予約をしておけばもうすこし早く読めるかもしれませんよ。
    お友達のネタばれはあっているところとそうでないところがあるので、実際に読んで確かめてみてくださいね。
    • by 日月
    • 2010/01/15 10:57 PM
     図書室に後2巻入り読みました。
    最後・・悲しい。 イアルさん・・・。    ジェシも成長して立派な大人になっていました。頼もしかった。
     エリンは・・・。最後の方自分ははあまり思い返したくないという感じです。生き生きしているエリンはとても可愛かった。
     イアルとエリンの幸せな時がもう少し見ていたかった。物語的には丁度良い位だったと思う。
     自分は獣の奏者を読んでから読み返してばかりです。他の本を読む気が沸きません。それ位獣の奏者に夢中です。止まらん!
     では、※で失礼させて頂きます。
      獣の奏者は一番楽しくも悲しい(恋の)物語でした。全巻読めて良かった。※
     
    • by イアルになりたい
    • 2010/02/09 12:44 AM
    イアルになりたいさん
    コメントありがとうございました。
    壮大な物語でしたね。世界の作り方、人や獣の描写力、全てがクオリティが高くて引きこまれる作品でした。
    • by 日月
    • 2010/02/11 10:19 AM
    お久しぶりです、3巻、4巻読み終わりました!
    本当ですねー;なにが三角関係なんだろう…(^_^;)

    わたしの正直な感想をいうと、3巻はなんか退屈な部分が多かった…と思います。でも4巻は逆に感動的な部分が多かったです(・u・*)
    面白かった順→2巻→1巻→4巻→3巻
    • by 桔梗
    • 2010/02/18 9:24 PM
    桔梗さん、無事に読み終わってなによりです。私は3巻も好きです。エリンやイアル達の生活の様子や「獣の奏者」の世界感が細かいところまで描写されているし、上橋さんのこだわる食の描写もおいしそうでした。
    • by 日月
    • 2010/02/19 8:05 PM
    コメントする
    トラックバック
    王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練をくり返すエリン。―けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊 商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦の中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らし
    • マロンカフェ 〜のんびり読書〜
    • 2012/05/20 8:58 PM
    この記事のトラックバックURL