「ジョゼと虎と魚たち」 田辺 聖子

2009.09.07 Monday

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    田辺聖子さんの描く女性たちはみな、自立している。
    精神的にも、生き方にも。
    中には悩んだり問題を抱えている人もいるのだけれど
    生き方にぶれがくて潔い。

    タイトルにもなった「ジョゼと虎と魚たち」は犬堂一心監督で映画化もされています。足の不自由なクミと、彼女に魅かれる恒夫。
    クミが自分のことをジョゼと呼ばせたり、自分のことを「アタイ」といったり、恒夫に対して高飛車な態度にでたりする。
    その様がなんともかわいらしいのです。

    ジョゼは恒夫と、動物園に虎を見に行きます。
    好きな人ができたら一番怖いものが見たい。
    怖うてもすがれるから。
    もしできへんかったら一生、ほんものの虎は見られへん。

    今の幸福を続くものとは思わず、完全無欠な幸福は死と同じだと考えるジョゼ。このつらくても潔い生き方に、読むたびパワーをもらってます。

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