「坂の上の雲 第一回 少年の国」

2009.12.01 Tuesday

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    NHKドラマ「坂の上の雲」。日露戦争で活躍した2人の兄弟、秋山好古と真之、真之の幼なじみの正岡子規を中心に明治時代に活躍した人々の姿が描かれています。
    維新を経験し、まだ少年の夢の中のような希望に満ちていた明治時代。松山の下級武士の五男として生まれた真之は、子だくさんの逼迫した家計のため寺にやれられそうになります。しかし「自分が豆腐ほどの厚みの金を稼ぐから寺にやるのはやめてくれ」と兄・好古が懇願し、自ら働いて家計を支えながら学問を続けます。やがて東京で陸軍に入隊した兄をたより、真之も先に上京した子規とともに学問所に入学。そこの教師には実業家で後の総理大臣、高橋是清の姿もありました。新しい刺激に将来の夢を膨らませる真之。

    しかし、一方で江戸から続いた外国との不平等条約のため日本人は不当を強いられるという負の一面も見ることになります。
    日本の商人を虐げるに英国人に対し、英語で堂々と渡り合う真之。その姿を見て、戦後日本で占領軍と渡り合った白洲次郎を思い出しました。外国人と堂々と接するというスピリッツは明治の男たちから受け継がれたものなのかもしれません。

    真之の視線を通じて、明治という新しい時代の高揚した雰囲気が伝わってきます。古い価値観が廃止され、才能と力量さえあれば自由に自分の道を選ぶことができる世の中。道の先には可能性と希望が待っている。そう信じて疑わなかった明治の日本の姿。これからの展開が楽しみです。

    NHKのドラマは秋山兄弟や白洲次郎のようにあまり知られていないけれど、着実にその時代を作り上げた人々をとり上げてくれるところが好きです。


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    坂の上の雲 第十三回 日本海海戦→
    坂の上の雲 第十二回 敵艦見ユ→
    坂の上の雲 第十一回 二〇三高地→
    坂の上の雲 第十回 旅順総攻撃→
    坂の上の雲 第九回 広瀬、死す→
    坂の上の雲 第八回 日露開戦→
    坂の上の雲 第七回 子規、逝く→
    坂の上の雲 第六回 日英同盟
    坂の上の雲 第五回 留学生→
    坂の上の雲 第四回 日清開戦→
    坂の上の雲 第三回 国家鳴動→
    坂の上の雲 第二回 青雲→

    JUGEMテーマ: NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲
    コメント
    こんばんは。
    NHK番組っていいですよね。読書をするようになってからですが、時代背景を映像で!の期待にこたえてもくれるし、自分の得た知識がどれだけのもんか・・な感じで観てます。と言いつつ、第1回目の放送日は裏でボクシングをやってたので、そっち観ちゃいました(笑)
    すももさん
    それほど有名ではないけれど、歴史に深い影響を与えた人たちをドラマ化してくれるのがいいすね。「坂の上の雲」は明治の雰囲気をすごく伝えてくれていました。来週も楽しみです(^^)
    • by 日月
    • 2009/12/01 11:51 PM
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    • いつも読書人 
    • 2009/12/02 8:31 PM
    遅ればせながら昨年NHKで放送された 「坂の上の雲」の第一部、 5話分をようやく見終わることができた。 ほぼ月に一話程度のぺエスで見た、ということになるか。 まあ、放送の方も第二部は今年の年末であり、 第三部は来年というのだから、ノンビリにもなる 笑 映画の
    • 活字の砂漠で溺れたい
    • 2010/04/14 10:27 PM
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