2009.12.12 Saturday
[映画] 慕情
年末が近づくとなぜか古い映画が見たくなります。
特に50年代の映画は独特の色彩とファッション、当時の世界情勢なども合わさって現代の映画よりも非日常的な雰囲気を味わえます。
「慕情」は1955年の作品。ベルギー人と中国人の血を引く女医ハン・スーインとイギリス人(映画ではアメリカ人?)特派員・マークとの恋物語です。
ノスタルジックで異国情緒あふれる香港の風景と音楽。
総天然色の美しい色彩。それに主演のジェニファージョーンズが着る高襟のチャイナドレスがまた美しい。
香港で医師として働くスーリンはパーティで知り合ったマークから食事の誘いを受ける。マークにはシンガポールに妻がいるため、最初は彼の求愛をを拒んでいたスーリンだったが、次第にマークを愛し始めるようになる。しかし、ハーフという立場と既婚者のマークとの恋愛はスーリンの医師としての立場にも影響し、病院を追われることに。さらにはマークも朝鮮戦争に記者として従軍することになり…
昔この映画を見たときは、マークがかなり強引にスーリンに求愛するチャラい男に見えたのですが、スーリンの方も後半はマークとの愛を受け入れて強く美しくなっていきます。
でも、やっぱり、マークって無責任ですよね。
この恋はスーリンにばかりがしんどい気がします。
結局マークは奥さんとの離婚協議がうまくいかないし、マークとの恋愛のせいでスーリンは病院の職を失うし、最後は勝手に戦死しちゃうし。だいたい、離婚が難しいなら弁護士たてるなり策を講じるべきだし、医師であるスーリンの立場を考えるなら病院まで訪ねていくなんて非常識。危険な戦場に行くのならせめて遺品や財産をスーリンに残すように手配するくらいすればいいのに。
映画で「君に何も残してやれなかった」というマークにスーリンは怒りますが、責任を果たしてスーリンのことをちゃんとしていってほしかったと思います。ロマンチックな展開よりもついつい現実的なことを考えちゃうんですよねぇ。。

Love Is a Many Splendored Thing
レトロエアライン好きにはたまらない。
作中に懐かしいエアラインやバッグもでてきます。

素敵なエアライン―デザインで楽しむ空の旅 (Design Collection)
特に50年代の映画は独特の色彩とファッション、当時の世界情勢なども合わさって現代の映画よりも非日常的な雰囲気を味わえます。
「慕情」は1955年の作品。ベルギー人と中国人の血を引く女医ハン・スーインとイギリス人(映画ではアメリカ人?)特派員・マークとの恋物語です。
ノスタルジックで異国情緒あふれる香港の風景と音楽。
総天然色の美しい色彩。それに主演のジェニファージョーンズが着る高襟のチャイナドレスがまた美しい。
香港で医師として働くスーリンはパーティで知り合ったマークから食事の誘いを受ける。マークにはシンガポールに妻がいるため、最初は彼の求愛をを拒んでいたスーリンだったが、次第にマークを愛し始めるようになる。しかし、ハーフという立場と既婚者のマークとの恋愛はスーリンの医師としての立場にも影響し、病院を追われることに。さらにはマークも朝鮮戦争に記者として従軍することになり…
昔この映画を見たときは、マークがかなり強引にスーリンに求愛するチャラい男に見えたのですが、スーリンの方も後半はマークとの愛を受け入れて強く美しくなっていきます。
でも、やっぱり、マークって無責任ですよね。
この恋はスーリンにばかりがしんどい気がします。
結局マークは奥さんとの離婚協議がうまくいかないし、マークとの恋愛のせいでスーリンは病院の職を失うし、最後は勝手に戦死しちゃうし。だいたい、離婚が難しいなら弁護士たてるなり策を講じるべきだし、医師であるスーリンの立場を考えるなら病院まで訪ねていくなんて非常識。危険な戦場に行くのならせめて遺品や財産をスーリンに残すように手配するくらいすればいいのに。
映画で「君に何も残してやれなかった」というマークにスーリンは怒りますが、責任を果たしてスーリンのことをちゃんとしていってほしかったと思います。ロマンチックな展開よりもついつい現実的なことを考えちゃうんですよねぇ。。
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