「陰日向に咲く」 劇団ひとり

2009.12.29 Tuesday

0
    劇団ひとりの小説「陰日向に咲く」を読んでみました。

    小説というよりもコントの台本を読んでいるような感覚でした。
    各章の登場人物たちが少しずつリンクしているようなんだけどちょっとわかりずらかった気がします。
    でも人物設定や状況描写はさすが。よくこんな連中の行動や考え方思いつくなあ。

    日常へのストレスから、ホームレスにあこがるサラリーマン。
    売れないアイドルに一方通行の愛をそそぐファン。
    何も考えず楽しい方へ流されるフリーターの女の子。
    振り込み詐欺を始めるがうまくいかない借金を背負った男。
    まったくうけない浅草芸人と彼を慕って追いかけてきた女。
    この本に出てくる人たちはみな、一生懸命なんだけれど、その一生懸命さがどこかちょっとずれている。その「ずれ」がおもしろく、彼らの一途さゆえに生じる悲哀は、おもしろさとと少しの共感を感じます。

    陰日向に咲く
    陰日向に咲く
    posted with amazlet at 09.12.26
    劇団ひとり 幻冬舎 売り上げランキング: 54569

    陰日向に咲く 通常版 [DVD]
    VAP,INC(VAP)(D) (2008-07-16)売り上げランキング: 6745

    コメント
    新年あけましておめでとうございます。
    今年も本の話をしていければと思います。

    この作品、私も好きです。
    劇団ひとり、凄いと思いました。
    登場人物の設定も彼らが上手くリンクしているのもうまいですよね。
    共感を持てましたし、読んだ後に温まる気持ちになりました。
    • by 苗坊
    • 2010/01/01 1:25 AM
    苗坊さん
    あけましておめでとうございます。
    新しい年にはどんな本との出会いがあるのか楽しみで宇根。

    登場人物たちがみんな不器用で、一生懸命なのにうまくいかないとことはすごく伝わってきます。
    • by 日月
    • 2010/01/02 3:03 PM
    コメントする
    トラックバック
    陰日向に咲く オススメ! 「道草」 夫婦仲は冷め切っていて、仕事は忙しい。 「私」は仕事にプレッシャーを感じている時、いつもホームレスに憧れを抱いていた。 そして、少し前までホームレスとして生活をしていた。 そんな私を救ってくれたのは、ひとりの青年だ
    • 苗坊の徒然日記
    • 2010/01/01 1:22 AM
    ちょっと前に話題になった、芸人の劇団ひとりの小説 「陰日向に咲く」をやっと読みました。 劇団ひとりは嫌いではない。 むしろ好感を持っている芸人さんだ。 それでも芸人の書いたものだし、タイトルもなんかスカしているな。 意味も無くそう思って少し馬鹿にしていま
    • northak.com
    • 2011/03/09 7:37 AM
    この記事のトラックバックURL