「吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ」 山本 渚

2010.01.07 Thursday

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    青春ウイルス、大量発生中。「吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ
    【症状】恋をして鼓動が激しくなります。切なくて時々涙がでます。
    【治療法】青春ウイルスには有効なワクチンはありません。

    唯一の対策は、この本を読んでいる時は高校生に戻って登場人物たちと同じくドキドキしたり、悩んだりすることです。このウイルスに害はありません。読んだ人に爽快感と懐かしさとトキメキを与えてくれます。(^^)

    徳島の高校の図書委員会を舞台にした青春小説、「吉野北高校図書委員会」のメンバーも3年生に進級し、図書委員は引退したのですが、相変わらず図書館に通いみんなで受験勉強に励んでいます。

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    交錯する片思いの行方


    司書を目指すかずらは県内に残るか、県外で行きたい大学へ進むかで進路に悩んでいます。そんな時、親友大地の友人小嶋から強引なアプローチを受けるうちに、なぜ県内に残りたいのか、自分の気持ちに気がつくことになるのですが、その相手にはある理由から打ち明けられないのです。

    一方、大地は小嶋からかずらのことが好きだと打ち明けられ、複雑な思いを抱きます。藤枝がかずらのことを好きだということを自分一人が知らなかったことや、大地がかずらを女の子扱いすることにもにショックを受け、藤枝のいる前でかずらを追い込むようなことをしてしまいます。

    優しくて気の回るスポーツマンだと思っていた大地ですが、かずらの友人壬生っちに「意地の悪い天然」と評されるように、ちょっと取扱が難しい男の子だったんですね。

    ちょうど大地は第一作でかずらが大地に抱いていた「仲のいい友達が離れていくような寂しさ」を感じていたのですが、かずらはそれを隠そうとしたのですが、大地は爆発させてしまったわけです。(^^;)

    かずらと藤枝、大地の関係は…


    それは実際に読んでみて、3人と同じようにドキドキしたり悩んだりしてください。今回はもうじれったいやら切ないやらで1章読むたびに一呼吸おかないと続きが読めないくらい、物語の中に入ってしまいました。

    もうひとつの話「女のトモダチ」では、かずらの親友・壬生っちが、かずらの恋を応援します。その方法が容赦ないんですが(^^;)こういう女同士の友情っていいな。

    こちらは漫画版。小説のイラストを描かれた今日マチ子さんが漫画を担当しています。

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    「吉野北高校図書委員会」→
    「吉野北高校図書委員会2」→
    ・イラストを担当した今日マチ子さんの叙情マンガ「センネン画報」→

    コメント
    あ、これ2巻まで読みました。3も出たんですね。
    青春ウイルス、伝染しそうです(笑)
    牛くんの母さんへ
    青春ウイルスの元ネタは「レインツリーの国」のひとみが書いた「青春菌」です。だって読み進める、ドキドキがとまらないいんですよ。(^^;)
    かずら、藤枝、大地の関係が危なっかしくてじれったくて…
    ぜひ、読んでみてください。
    • by 日月
    • 2010/01/08 11:19 PM
    こんばんは。
    TBありがとうございました。
    「仲のいい友達が離れていくような寂しさ」の部分、「かずらはそれを隠そうとしたのですが、大地は爆発させてしまったわけです」は物凄く秀逸な分析ですね!
    まさにそんな感じでしたね。
    3巻では武市大地の前作までとは違う意外な姿を見ることになりました。
    2巻ではワンちゃんの1巻とは違う意外な姿を見ましたし、その人物の印象がガラッと変わることがあるのがこのシリーズの特徴ですね。
    そしてそういった揺れ動く複雑な気持ちこそ青春だなと思います♪
    はまかぜさん
    コメントありがとうございます〜

    まさに青春のじれったさ全開の物語でした。恋愛感情だけじゃなく、友情も複雑で、登場人物たちの心の動きが切なかったり、やきもきしたりと、自分も若返ったような気分になれる小説でした。
    • by 日月
    • 2014/12/14 11:41 PM
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     一言でいうと「懐かしい!」。○十年前の高校時代を懐かしく思い出しました。この時期っていろいろ考えなきゃいけないこと、悩むこと、いっぱいあったよね。(いや、大人、と言われる年齢の今もあるのですけどね。)それにしてもこの図書館、うらやましい・・
    • ゆきちゃの思いついたとき日記
    • 2010/08/02 11:13 PM
    JUGEMテーマ:読書感想文    ◆  吉野北高校図書委員会シリーズ    武市大地の訳の分からぬ対応のお蔭で   川本かずらはピンチを迎えます。   武市大地は、友人である小嶋から
    • こみち
    • 2014/12/12 6:00 AM
    今回ご紹介するのは「吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ」(著:山本渚)です。 -----内容----- 高3になったかずらは、友達として側にいてくれる図書委員仲間・藤枝への想いの変化に戸惑っていた。 友達のままでいたいと言ったのは自分なのに、いまさら、そ
    • 読書日和
    • 2014/12/14 11:11 PM
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