「ないもの、あります」 クラフト・エヴィング商會

2010.02.18 Thursday

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    奇想天外な空想博物本を発表しているクラフト・エヴィング商會。
    以前、クラフト・エヴィング商會の吉田篤彦さんの小説「つむじ風食堂の夜」を読んでから、クラフト・エヴィング商會の本も読んでみたくなりました。

    ないもの、あります」は、本のタイトル通り、ことばの上では存在するけれど、実際に存在しないものをあたかも「ある」ように作ってしまった、いわば架空の商品カタログです。

    「左うちわ」などは、あおげだけでお大尽の暮らしが保証されているため、どんな高価なでもほしがる人が後をたたないでしょうが、しかし世の中そんなに甘くはありません。「左うちわ」はあおいでいる間だけその効力を発揮するため、常にあおいでいなければならないのだそうです。

    同様に「助け舟」も「転ばぬ先の杖」も使用上の注意を間違うと、えらいことになりそうです。

    でも、こんな「ないもの」が実際にあったとしたら、絶対にほしくなっちゃいますよね。ここは「財布の紐」を締めておきたいところですが、残念ながらクラフト・エヴィング商會では今のところ取り扱いはないようですので、かわりに「堪忍袋の緒」をきつく締めておこうと思います。

    私はこの中では「転ばぬ先の杖」がほしいです。
    たとえ、いつも身につけていなければならないとしても…

    ないもの、あります
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    「それからはスープのことばかり考えて暮らした」→
    「つむじ風食堂の夜」→
    コメント
    日月さん☆こんばんは
    この本に登場したのは、どれも面白い小品ばかりでしたね。
    こういうセンスこそがクラフトエヴィング商會の真骨頂だと思います。(*^^)v
    • by Roko
    • 2010/02/18 9:32 PM
    Rokoさんへ
    なんというか、想像のツボをついた作品大好きです。ちょっとノスタルジックで洒落がきいています。クラフトエヴィング商會が作るものは、ありえないんだけれども、実際に世の中のどこかにあるような気がしてなりません。
    • by 日月
    • 2010/02/19 8:14 PM
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    ないもの、ありますposted with amazlet on 05.10.12
    • Roko's Favorite Things
    • 2010/02/18 9:20 PM
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