「マジでガチなボランティア」石松 宏章

2010.06.25 Friday

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    この本を読んだら「いまどきの若者は…」なんて言えなくなるよ。
    マジでガチなボランティア」は医大生(執筆当時)の石松宏章さんがイベントチャリティーで資金を集め、カンボジアに診療所を建てるまでの苦闘を書いた、かなりガチなボランティアの記録です。

    パリピのチャリティー


    石松さんは「お父さんのような立派な医者になる!」という志を抱き医学部に入学するものの、学生生活に打ち込めるものが見いだせず、ひたすらナンパと合コンの日々を送っていました。いわゆる「パリピ」ですね。

    しかし、そんなチャラい生活に一大転機が。ある日友人から「カンボジアに小学校を建てない?」と誘われます。

    普通はボランティアといって思いつくのは募金などによる資金集め。けれどイマドキの若者である石松さんは、チャリティーサークルGRAPHISを立ち上げ、クラブでのチャリティーイベント・ラブチャリを開催し、その収益金を小学校建設に寄付するというプランを思いつきます。


    試練と挫折、マジでガチ


    GRAPHISのイベントは成功し、無事に小学校建設資金を調達することができました。しかし、まだまだ途上国支援の困難を知らずにボランティアイベントを主催する石松さんに、次から次へと苦難が降りかかります。診療所建設を巡ってサークル発足メンバーの脱退、ラブチャリを利用しようとする大人たち、莫大な診療所建設費用を捻出するため、大きな会場でイベントを打つものの、残ったのは140万の赤字…

    けれど、彼はあきらめないんですね。
    挫折を経験しても、もう一度立ち上がって学生最後の大きなイベント開催に挑みます。

    最後のイベントで石松さんはあこがれのモデル「梅しゃん」に出演依頼をするのですが、梅しゃんは「たかが学生」である石松くんの話をちゃんと聞き、奥さん(当時)の益若つばささんと共に快く出演をOKします。

    若者ファッションに興味が無い私は、梅しゃんといえば「はねとびでパラパラに夢中になりすぎて奥さんのバッグをほおり投げる、天然なひと」という印象しかありませんでした。すいません、ほんとすいません…orz。すごいモデルさんだってこと、この本読むまで知りませんでした。。

    つばささんもイベントで「カンボジアのスピーチがメインなので最後まで聞いてください。」とコメントしたりして、この2人、ホントにかっこいいです。

    「マジでガチなボランティア」を読んで思ったのは、石松さんは本当に人が大好きなんですね。だから堅苦しいチャリティーを、参加する大学生が本当に楽しんで参加できるイベントにシフトしたり、ずるい大人に騙されても、周りの人に感謝して前に前に突き進んでいくんです。

    自分がカンボジアで体験したことを少しでも伝えるために。こんな姿を見るともう「今時の若者は…」なんて言えませんよ。うん。

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    で、この本を読んで自分に何ができるか少し考えてみましたが、とてもとても大きな活動は無理なので、せめてGRAPHISやラブチャリの関連リンクをつけることにしました。

    ラブチャリHP
    「マジでガチなボランティア」ブログ
    「マジでガチなボランティア」映画サイト
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