2010.07.06 Tuesday

「まほろ駅前番外地」 三浦 しをん

東京郊外・まほろ市で便利屋業を営む多田と、同級生で居候の行天。
生きるのに不器用なおっさんふたりと、彼らをとりまく人々の
現代風駅前人情小説「まほろ駅前多田便利軒」の続編、「まほろ駅前番外地」。
前作に登場した人物たちのサイドストーリーを中心に今回も多田と行天がちょっと普通ではない依頼のお話も。

「星良一の優雅な日常」


ヤクザの星くんは普段は冷徹で計算高いのに、実は健康オタクで、天然の彼女と破天荒の行天(あと母親)にはペースを狂わされがちっていうとこが、なんか可愛らしかった。
人間て一筋縄じゃなくて、いろいろな面をもっているものなんですね。

「思い出の銀幕」


多田が依頼でよく見舞いに行く曽根田のばあちゃんの若いころのロマンス。今じゃ半ボケのばあちゃんにも若いころはいろいろあったようです。ただこの話、当時の映画を貼り合わせたようで、ホントにロマンスの相手がいたかもちょっと疑わしい気もしますが、きっと真相はばあちゃんにしかわからないのでしょうね。


「岡夫人は観察する」


バスの運行が間引きされていると信じて、多田便利軒に一日中バスの運行を見張らせる岡氏とその夫人のほっこりした日常。老夫婦の退屈な生活に多田と行天が関わることで起こるちょっとした変化。がんこな夫になやまされつつも、多田と行天が起こす変化を楽しむ夫人。
こんな老後も楽しいだろうな。と思わせる。

そのほか、行天の過去に関することや、多田の恋愛(?)ちょっと気になる健康野菜販売団体など、気になる要素もちりばめられているので、ぜひ続編を書いてほしいです。


まほろ駅前番外地
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三浦しをん作品感想


「月魚」→
「舟を編む」→
「風が強く吹いている」→
「きみはポラリス」→
「木暮荘物語」→
「星間商事株式会社社史編纂室」→
「神去なあなあ日常」→

「まほろ駅前多田便利軒」→
「まほろ駅前狂騒曲」→
「三四郎はそれから門を出た」→
JUGEMテーマ:小説全般
今後もし続くとしたら、行天の過去があかされるんじゃないかと。行天は多田と女社長をくっつけようとしてますが、それは多田に心配がなくなれば自分は去っていけるとか考えてるんじゃないかと。
行天はもしかしたら虐待を受けていた両親を殺していて、だから発覚する前に多田に幸せになってほしいんじゃないか…などと想像するのですが。

Comment
こんばんわ^^
正直、前作の内容を忘れかけていたのですが^^;
面白く読めました。
脇役の人たち、こういう人いたいたと懐かしく感じました^^
最後がなんだか気になる感じで、続編も出して欲しいです。
  • 苗坊
  • 2010/07/06 21:53
冷静沈着で残酷な星くんも天然の彼女と行動が読めない行天には手を焼いているところがすごくほほえましかったです。(^^)
続編読みたいですね。
行天の過去とか、多田の恋愛とかがどう発展するのか…
  • 日月
  • 2010/07/06 22:12
これもまた面白かったねO(≧▽≦)O
三浦さんの本は殆ど面白いから。
多田の恋愛、どうなるのかも楽しみです。
Crambom、さんへ
なんか、行天が多田の恋愛を後押ししているのは、また姿を消すからなんじゃないかとちょっと心配しています。
行天の子供時代にもなにか秘密がありそうだし、続編読みたいです。
  • 日月
  • 2010/07/07 21:17
軽く読めるのにしっかり読ませる描写があってとても好印象だったのですが、私はラストがあんまり…と思ってしまって、終わりよければすべてよしとはならなかったんですよねぇ。次作への伏線って感じで匂わせるだけで終わっていて、もうちょっとこの本の中である程度収まりよく終わってくれていないと、消化不良な感覚が強く残ってしまって終盤まで面白かっただけに、なんだかもったいないなぁと思ってしまいました。(^^;
次作では、行天の秘密が明らかにされるのですかね〜?
板栗香さんへ
確かにラストに全て収まりきらない感じでしたね。続編を出してほしいのですが、次のタイトルはどうなるのでしょう。三浦さんのつけるタイトルも独特で好きなので「2」などの安易なものをつけてほしくないです。
行天の秘密は明かされるのか、それとも謎のままで終わるんでしょうか…

  • 日月
  • 2010/07/13 22:01





   
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  • 苗坊の徒然日記
  • 2010/07/06 9:52 PM
今回も楽しく読ませていただきました。 以前の『まほろ駅前多田便利軒』も面白かったからね。 挿絵の行天が非常にハードボイルドっぽくカッコイイんだよ(人´∀`*) 光る石 ある女性の家を掃除する依頼を受けている。 「そこ女性のダイヤの婚約指輪を隠して」っとの
  • クラムボンの蹄
  • 2010/07/07 3:47 PM
第135回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』での愉快な奴らが帰ってきた。多田・行天の物語とともに、星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリーを収録。(「BOOK」データベースより)   実は、『まほろ駅前多田便
  • マロンカフェ 〜のんびり読書〜
  • 2010/07/12 11:35 PM

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