「誕生!中国文明展」 国立博物館

2010.08.01 Sunday

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    国立博物館で開催されている「誕生!中国文明展」を観に行ってきました。
    長い長い中国の歴史のはじまりの部分、最初の王朝といわれる夏王朝、文字が使われ始めた商(殷)、群雄割拠の春秋戦国。
    翡翠でかたどった動物飾り板や獣面を彫刻した青銅器、独特の形をした祭器など、古い時代の物を見ながら当時の生活を想像するのはたのしいです。

    なかでも商(殷)の王・武丁の王妃だった婦好の墓に眠っていた副葬品が見れたのはうれしかった。
    宮城谷昌光さんの「沈黙の王」で武丁に最も愛された、聡明な女性として描かれている婦好。それを裏付けるように彼女の墓からは大量の副葬品が発見されたのだそうです。



    展示も凝っていました。黒の背景に銅鐸が浮かび上がるような展示や、祭器をずらっと並べた様子は迫力がありました。
    最近の展示はきちんとデザインされていて、疲れない展示数やディスプレイに配慮が感じられます。一昔前はとにかく展示数が多くて周りきれなかったり、疲れ果ててしまうこともたびたびあったので、こういった展示の配慮やデザインはうれしいです。(^^)

    ただ、もうちょっと古代の物が多ければよかったし、当時の歴史的背景や風俗に関する資料、歴史小説などを一緒に展示したらもっとわかりやすかったのでは…と思いました。
    あと、イメージとして唐時代はもう古代ではないんじゃないかな。だいぶ文化的にも進んでいた時代なのだから…

    スペシャルイベントでチェンミンさんの二胡演奏もあったそうです。
    Chai Chai
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