最高の読書感想文だと思う。「三四郎はそれから門を出た」 三浦しをん

2010.10.18 Monday

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    かつて、こんなに面白い読書感想文があっただろうか。

    三四郎はそれから門を出た」は、三浦しをんさんが公共の紙面を使って本への偏愛をぶちまけた、最高で最強の読書感想文集です。

    私も読書感想を書いていますが、ボキャブラリーに乏しいため同じような言葉を毎回使ってしまいがちです。でも三浦さんはさすがプロ。すばらしい筆致と類まれなる表現力(妄想力?)で、素人が思いつかないような視点からグイグイ攻めこまれ、読んでるうちにどんどん引き込まれていきます。これはもう、エッセイの次元を超えてますね。

    ・中つ国(指輪物語の舞台である架空の王国)に住民登録したい。

    京極堂シリーズは高級幕の内弁当。(白米が京極堂のうんちく)
    ・小説に地図がついているとわくわく感が三割増し。


    三浦さんの本への偏愛(いい意味で!)っぷりを表す文章がまたかっこよくて「こんな解釈があるんだ…w( ̄Д ̄;)」とか「そうそう!私もそう思った!」と読書好きのツボをくすぐられるのです。

    電車の中で乗客の読んでいる本のタイトルを盗み見て、まったく同じ本を読んでみるという内用の「本の辻占」。これは、本読みの好奇心を刺激する内容でした!確かに電車で他の人が何を読んでいるのか気になるし、読んでみたいと思いますね。さすがに実際に行動に移したことはないのですが、三浦さんはやっちゃうんだ。( ̄ー ̄)

    今回図書館で借りて読んだのだけど、改めて買いなおそうと思う。それくらい面白い読書エッセイです。

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    「月魚」→
    「舟を編む」→
    「風が強く吹いている」→
    「きみはポラリス」→
    「木暮荘物語」→
    「星間商事株式会社社史編纂室」→
    「神去なあなあ日常」→

    「まほろ駅前番外地」→

    「まほろ駅前多田便利軒」→


    JUGEMテーマ:気になる書籍
    コメント
    わ〜!文庫化されているんですね。
    この本はおっしゃるとおり最高の読書感想文だと思います。
    私も本の感想を書いていると同じような表現になったり、ボキャブラリーがもっとあればいいのになと思うときがたくさんあります。
    しをんさんが紹介していた本を何冊もメモりましたもん。
    結局読めていませんが^^;
    • by 苗坊
    • 2010/10/19 12:47 AM
    今回図書館で借りたのですが、今度文庫で買い直してみようかと思います。
    本の紹介の仕方が斬新でおもしろくて、なんども読み直したくなりました。
    三浦さんの本への愛情というか偏愛がひしひしと伝わってきますね。
    • by 日月
    • 2010/10/19 11:03 PM
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    三四郎はそれから門を出た オススメ! それでも本から離れられない。人気作家にして筋金入りの活字中毒者、三浦しをんの秘密の日常。 初の、ブックガイド&カルチャーエッセイ集。 朝日新聞の人気連載、『anan』のカルチャーコラムも収録。 1章 犬のお散歩新
    • 苗坊の徒然日記
    • 2010/10/19 12:48 AM
    しをんさんが読んでいる本・漫画について書いている。 ちょっとした感じで書いているのだけど、どうしてこんなに上手く(面白く)書けるのだろうと思っちゃう。 私も見習いたいものだ。 そして何より面白いのが『特別附録火宅拝見』が表紙後ろのにあることだ。 いつもな
    • クラムボンの蹄
    • 2010/10/20 8:13 PM
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