2011.02.04 Friday

「ズルい言葉」 酒井 順子

酒井順子さんは社会現象にもなった「負け犬の遠吠え」を書かれた方なんですね。そんな鋭い感性をもつ酒井順子さんの日常の言葉にまつわるエッセイ「ズルい言葉」。

日常的に使っている、あいまいで汎用的に使えて、責任の有無をあいまいにできる「ズルい言葉」

読んでいると「確かに!」と、ついうなづいてしまいうものもあれば、ちょっと毒を含んだ文章も。

私が一番共感したのは、近い距離でタクシーを利用するとき「近くで申し訳ないんですけど」という言葉。今の若い人はそんなことを言わないというのも目からウロコでした。
若い頃タクシーにのって近い距離だったり、1万円をだすと「ふざけんな!若造が!」と怒鳴られた経験があるため、私もたまにタクシーを使うと運転手さんに怒られないよう、ものすごく気をつかいます。

それと、感情や責任をあいまいにするため「嫌いじゃない」とか「ある意味」、「なかなか」とかはついつい使ってしまいます。そういう日常的な言葉にするどいメスを入れてバシバシとつっこんでいく酒井さんの文章は「なかなか」、面白かったです。(^^)


ズルい言葉
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こちらは会社で使う、おもしろ言葉を集めた「オトナ語の謎」。

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「負け犬の遠吠え」は読んだことが無いのですが、益田ミリさんの「すーちゃん」にも出てきて「このひと、負け犬っていっても全然勝ち犬に負けてないじゃん。」と主人公に言わせています。
(^^)

負け犬の遠吠え (講談社文庫)
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ありそうでなかった、おばあさん論「おばあさんの魂」→


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