「面白南極料理人」 西村 淳

2011.02.24 Thursday

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    映画 「南極料理人」の原作、「面白南極料理人」を読みました。

    平均気温−50℃、ウイルスもいない南極・ドーム基地。
    映画ではドテラだけで自転車に乗るドクターや、みんなでパンツ一丁で記念写真をとるシーンがありましたが、まさか本当にそんなことはしていないだろう、映画上の演出なんだろうな、と思っていたら…

    やってたんです実際に!(((( ;゜Д゜)))
    それどころか超極寒の中でドラム缶風呂に入ったり、焼いてからすぐ口に入れないと凍りついちゃうバーベキュー、雪の中は温かいということで、穴を掘って自分を埋めてしまったり。(−60℃では死にます!)本当は各研究機関や名の知れた施設から派遣されてきた技術者や学者さんたちなのに、ヒゲボーボー、長髪姿のおっさんたちの繰り広げる、南極生活はおもしろい!

    しかし、昭和基地から1,000キロも離れたドーム基地。そこでたった9人で過ごすのですからストレスもたまりがち。そんな時、西村さんは何かと理由をつけては宴会を開き、みんなの気持ちをほぐしていきます。南極では食事くらいしか楽しみがないせいか、結構高級な食材を持っていけるので、時には高級牛肉やフォアグラ、蟹などをふんだんに使ったゴージャスな料理をつくったり、映画でも登場した中華のフルコースをつくったり。

    隊員の誕生会も、ミッドウィンター祭りも映画では1回だけでしたが、実際は誕生会だろうと、ちょっとしたことがあればすぐ宴会になり、ミッドウィンター祭りもフランス料理フルコース以外にも各隊員が腕をふるうイベントが延々一週間も続いたのだそうです。

    しかし一歩基地から出ればそこは−70℃。夏至から数カ月は太陽も出ない世界。一つのミスが命取りになることも。燃料が不足し、備蓄場所からの搬送するための車が動かない!そんな時映画にも登場したドックがトライアスロンで鍛えた体で−70℃の中、人力で燃料の入ったドラム缶を見事転がして基地まで運ぶことに成功します。ほんとすげえな、このおっさん。(^^;)

    南極での生活の他、食材として何を持っていくか決める仕事もあり、これも興味深かったです。
    卵の缶詰や冷凍じゃがいもなんてのもあるんですね。

    [映画] 南極料理人→

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    こちらは「南極料理人」のレシピ。西村さんは他にも料理に関する本を出しているので、こちらも読んでいきたいと思ってます。

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    この本は面白かったです。 作者の西村さんは海上保安官。 第30次南極観測隊に調理の担当者として参加し、今度は第38次南極観測隊ドーム基地越冬隊に参加した、という経歴の持ち主。 で、この本は、その第38次越冬隊として、昭和基地よりも100キロ彼方にある
    • 【徒然なるままに・・・】
    • 2011/02/24 11:34 PM
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