2011.03.10 Thursday

「ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」 青木 高夫

ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」を読みました。Rokoさんのブログで紹介されていて気になっていたんです。

スキーのジャンプや水泳、柔道など、日本人が表彰台に立つたびにルールが改正されていく。
そのたびに「欧米はずるい!なぜ都合のよいルールをつくって、それを押しつけられないといけないのか(# ゚Д゚)」と思っていました。

でも、それには理由があったのです。
・日本人は、ルールを尊守し、その中で正々堂々と戦う美学(プリンシプル)があり、そこから外れた行為に対して不快感を抱く。
・欧米ではルールを創りだすのも戦いの一部で、ルールつくりに参加する土壌をもっている。

特に印象的だったのは「欧米ではルール作りも戦いの一部」と認識していることです。

この本を読むまでこんな考え方があるなんで思いもよらなかった。確かに日本人はルールは上の人たち(政治家とか)が勝手につくりあげて、下々は従うか、不平をいうかしかないのかと思ってましたから。それと、興味深かったのはルール改正の「その後」を追って、本当にルール改正によって日本は不利益を得たのかを検証しています。

スポーツでもビジネスでも、「負け組」が努力によって巻き返したり、ルール改正で有利にたった「勝ち組」でも努力を怠って衰退していく例がとりあげられています。
日本は制約の工夫が得意なので、こういったルール改正によって逆に業績をあげる場合もあるのだとか。

ルールとは、
・不利益、不都合が生じる場合は変更してもよい。
・ただし、ルール改正する場合、達成すべき目的を明確にしておく必要がある。

制約の中で工夫することも大事だけれど、しんどかったらルールを変えてもいい(ただしそれにも努力が必要)という考え方は今までにない考え方でした。それを知れただけでも、この本を読んでよかったです。


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青木 高夫
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