「レヴォリューションNo.0」 金城 一紀

2011.04.09 Saturday

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    「何度でも、ゼロに、戻れ」


    南方、萱野、舜臣、ヒロシ、山下。愛すべきザ・ゾンビーズの仲間たちが帰ってきた!
    レヴォリューションNo.0」はザ・ゾンビーズの初めての冒険譚。伝説の始まりです。

    レヴォリューションNo.0あらすじ


    高校入学当初、南方は自分を取り巻く環境に息苦しさを感じていた。
    かといって、退屈のけちらし方を見つけ出せない。

    そんな時、学校側が行う団体訓練(という名のシゴキ)が行われる。
    イジメのような訓練と暴力が繰り返される合宿に、南方たちは脱走計画を企てる。
    部屋からの脱出に成功し、門扉にむかうメンバーたちだったが、そこには門のドアの他に南京錠が…
    後ろには体罰教師たち。そんな時、仲間たちが「俺たちを超えていけ」と、踏み台になろうとする。

    なんてベタな展開なんだ!と思うのに、この場面、涙腺が破壊されます。胸が熱くなります。

    「史上最悪のヒキをもつ男」山下。いつもトラブルに巻き込まれる、愛すべき男だけれど、前作ではそんなにすきではなかった。(ごめん、山下…)でも泣きじゃくりながら腹をへらした野口に、山下がとっておいたおにぎりを渡すところにグッときた。こういう所がザ・ゾンビーズたちが山下を大好きな理由のひとつなんだろうな。

    アギーも1年の頃からアギーだっだんだな。地獄のシゴキをどうやって切り抜けるのかとおもったら、施設の女医さんを味方につけて、ちゃっかり優雅なモーニングをいただいています。(^^)
    アギーの台詞がまたかっこいいの。
    「俺はお前たちにボーダーの超え方を教わったよ」


    青春を体感できる小説


    ザ・ゾンビーズシリーズが普通の小説と違うのは、読んでいる人間もいつのまにかザ・ゾンビーズの一員になり、冒険をしている感覚に陥ってしまうところです。本を開くといつもそこには舜臣や南方やヒロシがいて、山下は相変わらずドジを踏んでいて…と、そんな様子を見ながらまた冒険に出かけることができる。

    「レヴォリューションNo.0」青春を懐かしむのではなく、青春を体感することができる、そんな物語なんです。

    金城作品はいつも、ラストの言葉がかっこいい。まるで映画のラストシーンのようなんです。
    今回も鳥肌もののラスト。
    興味がある方はぜひ。

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    ザ・ゾンビーズシリーズ


    ここからゾンビーズの冒険がはじまります。
    レヴォリューション No.3→
    舜臣と中年サラリーマンの奇妙な師弟関係。
    フライ,ダディ,フライ→ゾンビーズと一緒に冒険する女の子が主人公の物語。
    SPEED→

    その他の金城作品


    GO→
    対話篇→
    映画篇→
    漫画 映画篇1、2→

    他の読書サイトさんが書かれた「レヴォリューションNo.0」の感想を読むと、なかには「あっさりしすぎ」「物足りない」などの意見がありました。

    確かに「レヴォリューション No.3」に比べると冒険譚があっさり、シンプルすぎるような気もしましたが…

    でもちょっと待てよ、だってまだここは「0(ゼロ)」なんだもの。
    南方も舜臣もヒロシたちも、仲良くはあるけれど、まだ冒険を体験していない状態なんですよね。
    彼らはこれから、様々な冒険と戦いを重ねていくことで「No.3」での絆を獲得していくんじゃないのかな。
    そう考えれば、今までの冒険譚と毛色が違っていても間違いではないのかな、と思います。
    コメント
    こんばんは^^
    読みました〜。もうこれで完結だなんて何だか寂しいです。ゾンビーズはやっぱり最高です。
    私もそういえば山下って最初は嫌いだったかもです^^;
    でも、今は愛おしく感じます。
    でもでも、1番好きなのは舜臣です。あの文学青年だけど強いっていうギャップがたまりません。
    最後は本当に、映画のワンシーンのようでした。
    • by 苗坊
    • 2011/04/10 8:49 PM
    金城さんのつぶやきによると、南方だけの物語は出るらしいです。
    一緒に冒険している、体感できる物語なんですよね。

    私も舜臣好きです。(^^)
    「SPEED」の加奈子になりたいと思いましたもん。ゾンビーズのメンバーはみんないとおしいですね。
    • by 日月
    • 2011/04/10 11:20 PM
    日月さん、こんにちは。コメント&TBありがとうございました。
    ゾンビーズシリーズ、これにて完結なんですか? 寂しいな〜。。
    金城さんは『SP』が終わって、新たなステージ、という感じなんでしょうか。
    大好きな作家さんなので、これからも応援したいです。
    『映画篇』もいいですよ!
    • by 真紅
    • 2011/04/11 5:32 PM
    こんばんは。

    ゾンビーズの始まりの物語。
    最初からかっこいいですね。

    >金城さんのつぶやきによると、南方だけの物語は出るらしいです。
    そうなんですか?
    それは楽しみ♪
    • by なな
    • 2011/05/09 10:56 PM
    ゾンビーズや南方たちが現状に不満があっても、戦い方がわからなかったり、もどかしがっているところから、「こうすればいいんだ!」って突き抜けた瞬間、読んでいる方にも、世界が広がった感じがします。
    金城さんの新作、楽しみです。
    • by 日月
    • 2011/05/10 1:37 PM
    日月さん、こんにちは。
    読みました〜!
    これが完結編なんて、淋しすぎます。
    また1,2も出ると良いな〜と思って期待して待ってます。

    PS ワンピースの切手が出てたので、昨日郵便局でワンシート買ってしまいました^−^
    • by latifa
    • 2011/05/19 10:05 AM
    latifaさんへ
    ツイッターでレヴォリューションNo.0のつぶやきがあり、たまに金城さんが返信してくれます。そこで知ったのですが、今後は南方だけの話を書く予定だそうです。ゾンビーズはこれで終了とのことですが、続編を希望する声が多ければ、また書いてくれるかも…と期待しているのですが。他にもいろいろ企画が進行しているらしいので、今後の出版が楽しみです。

    ONE PIECEの切手、わたしも欲しかったのですすが、他に買いたいものがたくさんあるので我慢しました…。
    • by 日月
    • 2011/05/19 11:13 PM
    日月さん☆こんばんは
    南方だけの話とはいっても、チラッとゾンビーズの仲間が登場してくれたらいいなぁってきたいしています。
    それぞれがどう成長していくのか、楽しみですものね。
    • by Roko
    • 2011/06/05 8:33 PM
    Rokoさんへ
    そうですね、せめてゾンビーズたちの消息くらいは知りたいです。
    ゾンビーズなしの南方は、世界を開いてに苦戦しそうですが、でも、がんばっていって欲しいです。
    • by 日月
    • 2011/06/07 7:44 PM
    TB・コメントどうもです

    このシリーズは、イイですよね〜
    ゾンビーズの”素”が知れてよかった記憶あります
    南方編が出るとの情報、ありがとうございます!
    楽しみですね〜

    • by じゅん
    • 2012/03/30 9:12 AM
    じゅんさん
    コメントありがとうございます。
    金城作品はすべて好きですが、中でもゾンビーズシリーズは思い入れが大きいです。
    どんな形でも続いていって欲しいと思います。
    • by 日月
    • 2012/04/02 10:40 PM
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