「小さなピスケのはじめてのたび」 二木 真希子

2011.04.08 Friday

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    精霊の守り人」の挿絵、「世界の真ん中の木」の作者である、スタジオジブリのアニメーター、二木真希子さんが描かれた絵本「小さなピスケのはじめてのたび

    私、絵本はほとんど読まないのですが、二木真希子さんの描かれる絵本は風景が緻密で詳細で、読んだらいっぺんで好きになってしまいました。

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    「小さなピスケのはじめてのたび」 あらすじ


    ねずみのピスケは親元を離れ、自分の家を探す旅に出ます。お父さんから「木や川に、いいよっていってもらったら、そこに住みなさい」と言われ、ピスケは旅の途中で気に入った場所を見つけるたびに住んでもいいか聞いてみるのですが、なかなか居心地のいい場所が見つかりません。

    やがて、川のそばにかっこうの住まいをみつけたものの、お父さんから言われた言葉を忘れてしまい…

    自分の居場所をさがす旅


    子どもが独立して自分の居場所を探す物語は、ジブリの「魔女の宅急便」を思い出します。

    「魔女の宅急便」ではすぐに住まいと仕事がみつかりましたが、「小さなピスケのはじめてのたび」の場合は住まいを見つけるまでが冒険となっています。住む場所を決めるとき、きちんと自然にことわって住まないと、しっぺ返しをくらうなど、きちんと約束をまもるということを子供達に教えてくれています。

    ピスケはそんな失敗を繰り返しながら「自分の居場所」を探し出すのです。

    最初は、物語の内容を追うようによんで、そのあとは二木真希子さんの描かれた美しい自然描写をじっくりと眺めながら読み返します。木々や丘、美しい街、ちいさなピスケの視点から広い描かれた世界は、人間が見える視界とはまたちがった雰囲気があります。


    漫画風にえがかれた童話「世界の真ん中の木」
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    二木さんが挿絵をてがけた上橋菜穂子さんの「精霊の守り人」
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    二木真紀子作品感想


    ちいさなピスケのはじめてのともだち→
    ・「世界の真ん中の木」→
    世界の真ん中に生える、それ自体がひとつの世界を形成する大きな木の物語。

    JUGEMテーマ:絵本紹介


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