「魔女のスープ 残るは食欲2」 阿川佐和子

2011.06.20 Monday

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    阿川佐和子さんの食にまつわるエッセイ「残るは食欲」の第二弾、「魔女のスープ 残るは食欲2」前回にひきつづき、おいしそうな食べ物の話がたくさんでてきます。

    阿川佐和子さんは食通の小説家・阿川弘之さんのお嬢さんで、幼少の頃からおいしいものを食べているだろうに、その基本感覚は庶民派でつつましい。そういうところも勝手に親近感が湧いてしまいます。(^^)

    いただき物の高級な果物を、ついつい取っておいて食べごろを逃してしまうとか、てんぷら屋や日本料理屋で最後に白いご飯がでるよりも、お料理と一緒に白いご飯を食べたいと思うとか、(高級な店では最後にごはんをいただくのがルール)、スープの最後はカレーにするとか、ものすごく共感できる内容がたくさんあって、読みながら「あるある、そういうこと!」と思わず頷いてしまったり。

    普通、テレビにも出ている著名な方って、栄養管理をきっちりしていて、間違っても冷蔵庫の中の物を腐らせるようなことはない(もしくはそれを公表しない)と思っていたのですが、阿川さんは結構、冷蔵庫の中の物を腐らせたり、料理をつくってうまくいかなかったことをセキララに書いています。そのあたりもセレブやモデルなどのエッセイにくらべ庶民の感覚に近い。
    もちろん、おいしそうな料理のほうが多いけれど。

    今回はお父様の食エッセイ「食味風々録」にかかれた「なみちゃんひやむぎ」(アクのよい野菜の油炒めと醤油をだしにしたひやむぎ)も再現。とはいってももともとの文章のレシピに詳しい分量が載っていないため、読者の方からのご意見からレシピの再現を試みたそうですが、結局のところ正確な分量はわからず、阿川さん自身も試行錯誤中。でも、阿川レシピもおいしそうです。


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