「スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜」 羽海野チカ

2011.07.24 Sunday

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    なんてかわいい物語なんでしょう!(//▽//)「スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜」は、羽海野チカさんが2000年〜2004年に発表された短編をあつめた作品集です。
    読むとほっこり幸せな気分になれます。ひとつひとつのお話がキラキラしていて、まるで小さな宝箱のような本です。(装丁も描き下ろしイラストもかわいい!)

    羽海野チカさんの作品は「ハチミツとクローバー」や「3月のライオン」以外にも、短編がとてもすばらしく、なかでも「ハチミツとクローバー 10」に掲載された「星のオペラ」はドラえもんの暗記パンを登場させた、切ないSFストーリーで、読むたびにこころがあったかくなる大好きな作品です。

    スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜」でも、学園モノやBL風、児童書風の子供の冒険譚など、幅広いジャンルのお話があり、改めて羽海野チカさんの世界観の広さを味合わせてもらった気がします。

    ・スピカ


    野球部の高崎は、ぐうぜん転校生・美園と言葉を交わし、彼女がバレエに打ち込んでいること、それを家族からよく思われていないことを知る。成績が下がるとレギュラーを下ろされる野球部員の勉強会に、同じく成績が下がるとバレエを辞めさせられる美園を誘う。勉強とレッスンのプレッシャーに押しつぶされそうになる美園に、高崎は「泣いてもやめられないほど好きなものがあるって、きっとすごいことなんだぜ。」と励ますのだった。
    夢に向かって苦しい中、がんばっているふたりが愛おしい。(^^)「3月のライオン」のひなちゃんと高橋君の元ネタだそうです。

    ・ミドリの仔犬


    キオは母親と妹の3人暮らし。母の仕事を手伝いながら探偵小説にあこがれる男の子。
    ある日、帽子を村の金持ちヤスダ家へ帽子を届けにいったところ、あこがれの探偵に出会う。探偵はヤスダ夫人の犬を探すのを断ったので、キオが代わりに探しにいくことに。世にも珍しい「ミドリ色の仔犬」を探しに、キオは山へむかいますが…
    児童向けの冒険小説のような作品で、展開がちょっとした謎解きになっているのも楽しいです。


    この「スピカ」の印税は、すべて東日本大震災の義援金として寄付されるそうです。



    3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
    羽海野チカ 白泉社 (2011-07-22)




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