「藍玉の花嫁」 森崎 朝香

2011.10.08 Saturday

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    久々にライトノベル、中華花嫁シリーズ「藍玉の花嫁」を読みました。
    森崎朝香さんの中華花嫁シリーズは「雄飛の花嫁」から始まり、登場人物や国は変わるものの、世界観は同じく中国系の架空の国々の設定で、キャラたちは他の作品に登場することもあります。

    中でも人気の高いのが第一作「雄飛の花嫁」に登場する閃国の国王・巴飛鷹と珠枝夫妻です。
    「藍玉の花嫁」は、閃王夫妻が登場するというので、久しぶりにこのシリーズを読んでみたのですが、なかなか面白かったです。

    藍玉の花嫁 あらすじ


    済の公主・紅鈴は父王の愛情を注がれ、贅沢三昧の暮らしをしていたが、その一方で国は疲弊し、閃国に攻めこまれ、父王は命を落とす。「戦利品」として閃国へ移された紅鈴は、閃国の攻撃は国の将来を危ぶんだ宰相たちが、閃国と内通していたせいだと知り、復讐を誓う。紅鈴はまず、自分の美貌を武器に後宮いりを図り、仇を打とうとしたが、巴飛鷹からは「色仕掛けは無理だ」と言われる…。

    紅鈴の色仕掛け攻勢に辟易した巴飛鷹は、紅鈴に乗馬をすすめ、息子・祥麟と護衛の藍をつける。
    紅鈴は藍に淡い思いを抱くものの、藍からはてひどい言葉で言い込められてしまう。


    わがまま姫の挫折と成長


    「藍玉の花嫁」とありますが、結局紅鈴は嫁がずに終わり、恋愛要素というよりは、わがまま姫の挫折と成長といった感じの物語です。ま、基本ずっとわがままなんですが、最後に少し成長したかな。

    閃王の正妃・珠枝は「雄飛の花嫁」のヒロインで、彼女もまた、若い頃は世間知らずで無鉄砲でした。(紅鈴よりも数段、頭がよく冷静でしたが…)父王への思いと、父の暗君という評価に苛まれる紅鈴をやさしく見守り、道を示してくれます。

    「雄飛の花嫁」では、なかなか巴飛鷹との思いが通じ合わず、読んでる方をやきもきさせたものですが、苦難を乗り越え、結ばれた夫婦の絆は固く、子供たちに囲まれて幸せそうな閃王夫妻をみることができたのは、
    読者としてもうれしかったです(^^)。「藍玉の花嫁」は、今回でシリーズを締めくくる森崎さんが贈ってくれた「雄飛の花嫁」のアンサーストーリーかもしれません。

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    「中華花嫁シリーズ」第一弾「雄飛の花嫁」。
    愛する兄のために閃国へ嫁いだ珠枝と、彼女を愛し、見守る閃王・巴飛鷹。様々な試練を乗り越えてふたりの気持ちが通い合う場面は読んでいてうれしくなります。
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    「雄飛の花嫁」→
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