[映画] 容疑者Xの献身

2011.12.30 Friday

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    東野圭吾さんのガリレオシリーズ、直木賞受賞の小説「容疑者Xの献身」の映画をようやっと観ました。原作を先に読んだのですが、ほんとうに原作に忠実で、映像化としてはすばらしい出来栄えでした。

    相変わらず福山さん演じる湯川先生はかっこよく、そしてそれに相反するように、風貌のすぐれない石神役の、堤真一さんの演技が素晴らしかったです。石神の表情ひとつひとつがリアルに感じられました。

    もともとガリレオシリーズは、物理実験による推理が見せ場でしたが、今回の相手は天才数学者。一見、地味になりそうな展開なのに、人物や推理を丁寧に描いていたので、まったく退屈することなく、結果を知っているにも関わらず、目が離せない推理戦に仕上がっていました。

    また、石神役の堤さんの演技がハンパないというか、この人の一挙手一投足が実にリアルで、本当にこんな人がどこかにいるかもしれない、と思わせる存在感なんですわ。(((; ゚д゚))) 石神と湯川先生との友情もよかった。普段クールな湯川先生が石神の犯した行為に対し、感情をかき乱すシーンは切ないですね。

    東野圭吾さんの小説では、ときおり、人間の内面がひどく醜く描かれていて、そいつらにまったく共感できずに、物語にのめり込めないこともありました。原作の「容疑者Xの献身」ヒロイン、靖子さんがまさにそんな感じで、あまり好きではなかったのですが、松雪泰子さんの靖子さんは、儚げで美しくて、石神がすべてをなげうって守りたいと、そんな風に思わせるだけの魅力のある人でした。

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