「質素な性格 欲は小さく野菊のごとく」 吉行 和子

2012.01.26 Thursday

0
    吉行和子さんのエッセイ「質素な性格 欲は小さく野菊のごとく」を読みました。
    もともと、お花屋さんエッセイマンガ「花福日記」の作者・ござるさんがイラストを描かれていると知り、そのご縁で吉行さんのエッセイを読ませていただいたのですが、これがあたり。

    吉行さんの文章と、ござるさんのイラストがぴったりあって、かわいらしい本に仕上がっています。
    (こっそりこざるさんの自画像イラストも登場♪)

    吉行和子さんといえば、父(吉行エイスケ)は詩人、母(吉行あぐり)は美容家、兄(吉行淳之介)は小説家、妹(吉行理恵)は詩人といった、すごい家系出身のベテラン女優さん、というイメージが強かったのですが、エッセイを読むと、その日常は質素でかわいく、ユーモアに満ちていました。

    有名女優の、質素で楽しい生活


    気軽な気持ちで書いた遺言状を服に入れたままクリーニングに出して、お店の方を驚かせたり、女優さんはみな、半身浴が当たり前のイメージなのに、意外にもシャワー派であったり。
    親友・岸田今日子さん、富士真奈美さんとのかしましい女三人旅や、俳句の話、年をとってもアクティブなお母様・あぐりさんとの旅の話など、質素だけれど、好奇心にあふれた日常が描かれています。

    歳を重ねた「かわいらしさ」


    吉行さんは、年をとっても、年をとってからこその「かわいらしさ」を持っている女性なんだな、って感じました。

    還暦について、吉行さんはこんなふうに書かれています。
    自分が生まれた年の干支に戻ることは、ここでまた生まれ出たと思えばいいんです。

    すてきな考え方ですね(^^)吉行さんのように質素だけれど、好奇心旺盛で生きていれば、年を取るのももなかなか面白いものになるかもしれません。

    質素な性格 欲は小さく野菊のごとく
    吉行 和子 講談社 売り上げランキング: 299844



    イラストを描かれたこざるさんの「花福日記」花屋さんのドタバタ日常や、クセのある登場人物たちが草花を紹介するエッセイ漫画です。

    花福日記――お花屋さんの春夏秋冬――
    花福こざる イースト・プレス 売り上げランキング: 245849



    「飾らない」女優さんのエッセイは面白いものが多いです。


    「わたしのマトカ」 片桐はいり
    「ワタシは最高にツイている」小林聡美

    JUGEMテーマ:エッセイ


    レビューポータル「MONO-PORTAL」
    コメント
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL