「携帯を盗み読む女」 さとう さくら

2012.02.11 Saturday

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    気になるフリーター作家・さとうさくらさんの「携帯を盗み読む女 (宝島社文庫)」読了。
    それにしても、そのまんまのタイトルですね…。(^^;)

    「携帯を盗み読む女」 あらすじ


    フリーターの封は、元彼の浮気がきっかけで、人の携帯を盗んではメールの内容を見るのを楽しみとしている。自分をかわいく見せることと、携帯の盗み見みることが封の楽しみで、仕事など他のことはいいかげん。契約社員の花屋でも、テキトーにさぼったり、店長の携帯を時々覗いてみたりする。

    あるとき盗みすぎた携帯のバイブ音に苦情が来たため、封は隣の古い洋館の庭へ捨てに行くことにした。そこで封は布をぐるぐる巻きに着ているサンダル履きの自称「神様」に出会う。願いを叶えてくれるという「神様(かなりのイケメン)」に、封は「彼氏になってほしい」というと、「神様」はあっさりと封の家にころがりこみ、一風変わった同居生活が始まった…。


    痛々しくも、愛おしい


    「神様」の行動がいまいちわからなかったなあ。封の盗んだ携帯を返したとおもったら、ふらりといなくなって他のおばさんのヒモになったり、封の盗みをネタに大金を請求してみたり…。結局この人なにがしたかったんだろう?でも、もしかしたら「神様」自身も自分でも何をしたらいいか、わかってなかったのかもな。

    封は、世間と自分とのズレを、人の携帯をみることで満たそうとして、
    「神様」は「神様」を名乗ることで、世間と自分とのズレを隠そうとしたのかもしれない。

    封も「神様」やぐうぜん友だちになったオカマのグリコちゃん(イケメンなのに口調はブリブリ)たちの出会いや、困難を乗り越えようとすることで、最後はちょっと前向きになったかな。あまり好きではなかったけれど、ちゃんと本気をだしていろんなことに向きあうようになった封は、かっこよかった。

    さとうさくらさんの描く小説の登場人物たちは、どこにでもいそうだけれど、クセが強い。みんな、自分と世間とのズレをなんとかしようと、暴走したり、キレたり、突拍子も無い行動に出たりします。
    その様子はリアルで読んでいて痛々しいのだけれど、目が離せなくなるんです。

    携帯を盗み読む女 (宝島社文庫)
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    切腹が待ち望まれている元芸能人、 島田紳助さんに復活計画が持ち上がっているようです。芸能界って何かおかしい・・・( ´鐔ウ懦愁)y─┛~~~oΟ 昨年8月に引退して以降、現在も雲隠れ状態の島田紳助(55)。今年1月に吉本興業の大崎洋社長(58)が復帰に向けてラブコ
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