超訳百人一首「うた恋い。」スピンオフ企画 「うた恋い。異聞 うた変。」 杉田 圭

2012.08.09 Thursday

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    百人一首と詠み手にまつわる恋物語「うた恋い。」シリーズ。そんな「うた恋い」キャラを使った二次創作「うた恋い。異聞 うた変。」は、作者杉田圭さん自ら描いちゃったスピンオフ企画です。ギャグ満載、お色気、妄想、百人一首歌人たちの変人ぷりがエスカレートしています…。

    ツンデレ陽成院貞明と綏子さんのその後のお話
    和歌で心が通い合ったと思ったら(「うた恋い1」参照)、ツンデレ男と天然姫との恋愛はまだまだ波乱があるようで(^^;) それでも文章には素直な心情を表す貞明に、綏子さんは交換日記を持ちかけるのですが…。確かに素直な恋心は書けるのですが、それを素直に渡せないのがツンデレ院なんですよね。

    紫式部日記創作秘話
    日本人なら知っておきたい日本文学」でもかかれてましたが、どうやら紫式部という人は内向的で、ストレスや知識を紙の上で発散させるタイプだったようです。上司である藤原道長に「娘(中宮彰子)のサロンを盛り上げろ」と命令され、しかたなくライバルの中宮定子に仕えていた清少納言の悪口を書き、上司にはほめられたものの、罪悪感に苛まれるし、清少納言の友人・行成に嫌われるしと、宮仕え(社会人)としてのストレスが尽きない(^^;)。まあ、その鬱憤が名作に生かされたのでしょうけど。

    藤原定家と式子内親王の妄想恋愛
    定家が式子内親王との出会った頃と、「うた恋い1」以後の2人の関係。西行に憧れて出家、放浪の旅に出たいと言い出し、父・俊成を困らせる。そこで式子内親王が助け舟を出したら、定家が式子さまに恋をしてしまい、また厄介な方向に…。
    西行は後世の人にいろいろ影響与えてますね。「とわずがたり」の主人公・二条も西行に憧れ、ドロドロ恋愛の末に旅に出たし。定家もそうした無軌道な若者だったらしい。

    その後すったもんだあって(「うた恋い1」参照)恋がかなわない定家は、その妄想を物語を書くことで発散するようになり、それも自分と式子さまをモデルに、今で言う仮想同人誌(松浦宮物語)を作ってしまったという…。

    「うた変」はたしかにぶっ飛んだ解釈と設定ですが、古典の作者たちも案外「萌え」や、妄想が創造の源なのかもしれませんね。清少納言も枕草子で「お坊さんの説教はイケメンの方がいい」って書いてますし。

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    うた恋い。和歌撰 恋いのうた。
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    • 2012/09/07 8:51 AM
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