2012.08.28 Tuesday

げに恐ろしきは人の善意。スペインのフレスコ画、サルのような修復が下手すぎて話題に。

今、ネットで話題になっている、スペインの教会でのフレスコ画修復顛末。
善意で勝手に教会のフレスコ画を修復したら、ものすごく下手すぎて話題になったという事件です。
まずはこちらをごらんください。(^^;)



ニュースをいろいろ調べてみたら、詳細が異なる点があるものの、要約するとこんな感じ。

・スペインの教会のフレスコ画が湿気でボロボロに。
・みかねた近所のアマチュア画家(80代女性)が修復を行う。
・元の壁画とはまったくかけ離れた絵になっちゃった。
・教会関係者、フレスコ画作者の孫、大激怒。
・でもネットでは大人気、下手絵のコラージュが流行ったり、下手絵の方を残すようにと嘆願書まで。
・さらに関連グッズが勝手に販売され、物珍しさで教会に人だかりが。

ニュースソースによって違う箇所
・80代女性は、教会の許可なく、「善意」で勝手に修復した。
・一方で80代女性は「教会側からたのまれた」と主張。
・さすがにやばいとおもったのか、おばあちゃん、関係者に連絡。
・フレスコ画作者の孫から寄付があり、近々修復が始まる予定だった。残念!(>ω<、)

このニュースを読んだ時、映画「裸足の1500マイル」と「イントレランス」を思い出しました。
げに恐ろしきは人の善意。

裸足の1500マイル」は、オーストラリアのアボリジニの血を引く子供たちを白人どもが「劣っている親(アボリジニ)と一緒だとかわいそうだから」という理由で親から引き離し、施設にいれてしまう。

イントレランス」は、富豪の妹が「善意」で始めた福祉施設に、労働者階級の赤ちゃんを母親と引き離し、入れてしまう。母親が風邪薬として飲んだビールを「アルコール依存だ」と勝手に決めつけたせいで…。

わたしの周りにも「困った人」がいますが、彼らの怖いところは「自分に良いことは、他人にも良いはず。」硬く信じているところです。修復したおばあちゃんも「自分が修復したらいいものができる!」と信じちゃってたんでしょうね…。

でも、この事件で救いなのは、この下手フレスコ画を「ユーモア」として理解し、楽しむ人達がいたこと。下手絵を観ようと連日教会には人が集まり、お金も落とされる。関係者にとっては悪いことばかりではなかったかも。果たしてこの下手絵は残されることになるのでしょうか…。

その後、修復画が人気をよび、教会が入場料で潤ったため、修復したおばあちゃんは著作権料を主張し始めたとか。
おい、おい、それはちょっと厚顔無恥すぎるだろうよ…(;´Д`)





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