2012.09.16 Sunday

文章で人に伝えるには、ユーモアが必要だと思う。

先日社会問題を扱った、とある本を読みました。しかし、読み始めて数ページで疲れてしまいました( ´Д`)=3
著者の放つ言葉そのものが強すぎ、文章には社会や団体に対する非難と否定が延々と綴られているのです。

それはおそらく正論ではあるのだろうけど、直接、怒りや憤りをぶつけられると、読む方はものすごく疲弊させられます。そういった文章を読むのに抵抗がない人もいるだろうけど、私はダメでした。
頭を上から抑えられる感じがするから。

これは違う、あれも違う、これは非難すべき」とか「辛い 辛い しんどい ひどい」など、主観的で怒りや悲しみばかりを綴られた文章は、正直、読む気にはなれません。

理解したい、助けてあげたい、と頭では思うのです。
でも、心は逃げたくて仕方がない。
人は、正論だけでは動かないのです。
だからこそ、そこにユーモアが必要なのだと思う。


●ユーモアを取り入れたことで人に読まれている本
大野更紗さんの「困っている人」
自己免疫疾患を患い、お尻に穴が空き、麻酔なしで皮膚を切り取られる検査など、明るい文章ですが、壮絶な闘病記です。これを怒りの正論や感情的な文章で書かれたら、おそらく最後までは読めなかったでしょう。

明るく伝えることに作者がこだわったからこそ、本も売れ、今まであまり知られていなかった自己免疫疾患について広く世間にアピールできたのだと思う。

困ってるひと (ポプラ文庫)
大野更紗 ポプラ社 売り上げランキング: 2616



ちきりんさんの「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」
自らを「おちゃらけ社会派ブロガー」と称するちきりんさん。
難しく書こうとすれば、いくらでも読者を煙に巻くことができるのに、わかりやすい文章で時にユーモアを交えながら客観的視点と思考で書いている。だから、気軽に読むことができる。

でも、読んで「面白い」ってだけじゃなくて、大切なのは、ちきりんさんの思考法を参考に、自分でも考えてみることなんだよね。なかなかできていないけど(^^;)

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法
ちきりん イースト・プレス 売り上げランキング: 4435


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