[映画]鍵泥棒のメソッド

2012.09.26 Wednesday

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    堺雅人さん主演、内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」を観てきました。

    鍵泥棒のメソッドあらすじ


    売れない貧乏役者・桜井は、風呂場で転倒し、意識を失った男の鍵を奪い、彼になりすます。一方、意識を失った男はこれまでの記憶を失い、残された状況から自分を「桜井」だと思い込んでしまう。

    「桜井」となった男は、生来の生真面目さから状況を受け入れ、役者として生活していくことに。一方、本物の桜井は男の部屋に忍び込み、大金を使い込むが、実は男は伝説の殺し屋「コンドウ」で、桜井をコンドウと勘違いしたヤクザの男から桜井に殺人依頼が…。

    一方、記憶のないまま懸命に生きるコンドウと、ふとしたきっかけで知り合った女性編集長・香苗は、お互いの性格や考え方に共感を持ち、コンドウに逆プロポーズを敢行する。
    複雑に絡み合う3人の人間模様。ラストはやはり、びっくりする仕掛けが待っていました。

    癖のある人物たちが面白い


    今までの内田けんじ作品の、幾重ものトリックを駆使した展開を期待して観るとちょっとトリックが少ない気もしますが…。

    だからといって、全く仕掛けがない訳ではなく、要所要所で意外なトリックが用意してあって、これとコレがこうつながるのか〜!確かに、布団が別の部屋に敷いてあったわ〜!Σ(゚∀゚;)←ラストに繋がるトリック

    と、驚かされました。内田けんじ監督がよく使う「携帯電話のトリック」も健在。(相手がどんな場所で、どんな事をしながら会話しているのかわからないことを利用したトリック)今回も盲点と呼べる場所からこのトリックが使われています。


    「鍵泥棒のメソッド」は、今までの映画よりトリックが減った分、登場人物たちの描写に力がはいっている気がしました。特に広末さんが演じた、几帳面で、なんでも計画を立てなければ気が済まない女性編集長役がよかった。

    病気の父親のために結婚を決めるものの、相手探しから交際期間、結婚の日取りまで計画をたてて行動しようとする。広末さんは、はかなげな美人、ぶっ飛んだ性格の女性のイメージが強かったので、今回の役は意外でしたが、役にぴったりでした。


    おまけ


    ・劇中、香川さんが広末さんと観に行った劇団がヨーロッパ企画!Σ(゚∀゚;) 内田監督、ナイスチョイス!

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