古代史を学ぶ。「天智と持統」 遠山 美都男

2012.10.07 Sunday

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    日本の古代史が好きです。特に飛鳥・奈良時代が。
    特に好きなのが持統天皇。夫・天武天皇をささえ、天武亡き後は天皇として即位し活躍した女性です。
    彼女の諱「鸕野讚良皇女(うののさららのひめみこ)」というのも、他の皇女たちにくらべて名前の音が美しいのも好きな理由のひとつです。(ツイッターのアカウントにも使わせていただいているくらい

    古代の強い女性として描かれることの多い持統天皇ですが、その一方で、息子・草壁皇子を溺愛するがゆえライバル大津皇子を陥れる、目的のためなら手段を選ばない、強引な一面を持つ女性として伝えられています。
    それが事実だとしても、私は好きですが(*´∀`*)

    で、そんな持統天皇のことなんですが、よく考えたらこれらの漫画で得た知識だけだったので、古代史の勉強もかねて研究本を読んでみました。「天智と持統 (講談社現代新書)」は、持統天皇とその父・天智天皇について調査研究を行った本です。
    文章もわかりやすく、さらっと読めました。ただ、他の研究書を引き合いに出して否定するのには閉口しましたが…(^^;)

    天智と持統 (講談社現代新書)」では、天智天皇、鎌足、持統天皇の3人の周辺の歴史をさらい、伝説の「天智天皇像」を作り上げたのは持統天皇、ということらしいです。
    強い天智天皇像をつくることでは自分の正当性を高めようとしたのではないかと…。

    持統天皇に関しても、これまでの常識とは違った解釈がなされています。

    通説では自分の息子よりも優秀な大津皇子が邪魔で陥れたことになっていますが、そもそも草壁皇子の方が皇位継承権が上位で(天智・天武の直径で、皇后である母が生存)それは覆られなかったため、陥れる必要がなかったのだとか。古代史は正確な記述が少なく、さまざまな解釈や持論が存在するので、どれが本当に正しいかがわかりづらい。
    でも、だからこそ面白いんですよ。(*´∀`*)

    ちなみに、鸕野讚良皇女の名前の由来は育てた乳母の氏族名。古代の皇子・皇女の名前は、育てた人たちの名前や地名がつけられるのだとか。なるほど〜、だから「大田」とか「阿部」といった名前があるのね。

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    今まで読んだ参考文献(漫画)。作家さんたちがきちんと時代考証を調べた上で描かれているので、これだけでも十分に勉強になります。

    藤原不比等の活躍を描く長岡良子さんの「眉月の誓」。ここでの持統天皇は不比等の才能を見抜き、自分のブレーンとして抜擢し、改革を推し進めていきます。

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    持統天皇の生涯を描いた里中満智子さんの代表作「天上の虹」。父・天智の強引な権力掌握で母を奪われた幼い鸕野讚良皇女は「男よりも偉くなってみせる」と誓い、成長していく一代記。

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    コメント
    日月さん、こんにちは!
    私も、この時代のお話、好きです。
    といっても、全然詳しくなくて、漫画を読んだ事がきっかけで好きになっただけなんだけど・・
    里中さんの漫画で(1978年くらいだと思うんだけど、大海人皇子 と 額田王 と 中大兄皇子の3角関係の)タイトル忘れちゃったのだけれど・・・それが好きで、漫画本を買って持ってました!その本のお陰で、日本史のその時代のは点数が良かった^^

    「天上の虹」も読みたいなー!!全巻まとめて一気読みしたい!

    そうそう、「日出処天子」でしたっけ??山岸さんの・・・あれも大好きでした。
    • by latifa
    • 2012/10/25 10:03 AM
    latifaさんへ
    古代史って推測が多いところが面白いですね。発掘が進むたびに新しい事実が浮かび上がってきたり。

    古代史好きすぎて奈良に何度も旅行に行ってしまいました。「日出処天子」も面白いですね(^ω^)
    • by 日月
    • 2012/10/30 7:58 PM
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