2012.11.08 Thursday

天然姫とツンデレ公爵の結婚生活 「死神姫の再婚」 小野上 明夜

闇の皇太子」舞台化の影響で、最近またライトノベルを読むようになりました。「死神姫の再婚 (ビーズログ文庫)」は、舞台化も決定した人気のライトノベルで、落ちぶれた名家の変わり者の娘・アリシアが結婚式の当日に夫を暗殺されるところから始まります。それ以降「死神姫」と噂され、貧乏生活を送るアリシアにカシュヴァーン・ライセン強公爵という新興貴族から再婚話がもちあがります。しかし相手は「アズベルグの暴君」と呼ばれる噂される人物。けれども、お金とホラー小説が大好きで、ド天然アリシアは、自称愛人のメイド・ノーラの嫌がらせにもまったく気がつかず、暴君と呼ばれる夫にも自然体(天然)で接していきます。

そんなアリシアの一風変わった性格をカシュヴァーンは気に入り、徐々に心をひらいていきます。しかし、敵の多いカシュヴァーンは様々な敵に狙われ…。

「死神姫の再婚」を読んでいて、面白かったなあとおもったのがこの2点です。
・文章にセリフが少なく、文章での状況描写がわかりやすい。
・振り切ったキャラ設定と、世界観にオリジナリティがある。

すごく上から目線の感想ですが、ライトノベルの中には、美形キャラと設定だけで強引に話を進めたり、文章や伏線のが下手くそで、どんな状況が書かれているか本当にわからない、って本がたまにあるんですよ。設定も現実の地名をちょっと字を変えただけだったり。作家本人は意図があるかもしれませんが、読んでる方には(文章下手)で伝わってこないんですよ…。

そんなライトノベルを体験しているので、どうしても評価が慎重になりがちですが、「死神姫の再婚」はキャラクターは、よくある感じではありますが、主人公のアリシアはある意味ぶっ飛んでいて魅力的だし、舞台のシルディーン王国の現状や貴族の生活、風習、それと宗教「翼の祈り」(これが今後の物語の鍵になりそう)などの設定が独特で、今後読むのが楽しみなシリーズです。


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