2013.02.03 Sunday

磯田道史先生の著書と、考古学者とボランティアのバトルの思い出。

図書館で借りてきた磯田道史先生の著書、「無私の日本人」と「歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)」を読んでいます。面白く、歴史を生きた人々の真実の物語は、現代の私達にも学ぶべきところがたくさんあります。

磯田先生は映画にもなった「武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新」の原作者で、古文書から紐解いた歴史的な真実を、わかりやすくユーモアを交えた文章で私達に伝えてくれます。

また、磯田先生はあの地震のあと、歴史的資料から地震津波を研究する「歴史地震研究会」の会員となり、歴史学者として今の日本にできることを考えられ、地震に関する古文書の発見・研究に努めてらっしゃいます。

一般の歴史学者って、自分の自説を裏付けること、発表して認められることこそがすべてであり、自説を人のために利用しようなんて、これっぽっちも考えていない印象があります。実は昔、そんな学者のトンデモな主張にびっくりしたことがありまして…。

●考古学者とボランティアのバトル


昔、とある博物館のイベントで、期間限定ボランティアをした時のこと。その博物館では、親子で縄文土器をつくったり、広場で縄文時代にあった材料を使って、「縄文風粥」をつくり、子供たちに振る舞うことになりました。しかしそこは子供向けのイベントなので、食べてもらえるように、きのこや栗を入れよう、とボランティア同士でで話し合いました。

しかし、その時に監修に当たっていた考古学者の方が「栗を入れるのは自分の学説と違うし、証明されていないから駄目だ。」と、言い出しました。

はあ?(# ゚Д゚) このひとナニイッテンノ??

そもそもこのイベントの目的は、「子どもたちに縄文時代を体験してもらう」のが目的なので、歴史的考証よりも興味をもってもらうことが大事だし、当時の雑誌や歴史展に、縄文人が栗を食べていたという記述もあったので、まったくの間違いではない。
それを、自分の学説と違う、というだけで反対する学者。ほかのボランティア(マダムたち)も私に味方してくれて、最終的に博物館の偉い人を呼んできて裁決を仰ぎました。

結果は「子供向けのイベントなので、子どもたちが喜んで食べてくれるようにしてください。」と。

ざまあ!ヾ(*`Д´*)ノ"

おかげで、縄文粥は完食、みなさん美味しいといって食べてくれましたが、その学者さんはボランティアが縄文粥を作っている横で、「本当は違うのに…」と、くやしそうにぶつぶつ言っていました…( ´Д`)=3

歴史学者・考古学者のすべてが「自説が一番!」という考えではないでしょうし、世のために尽くしてくださる方もいるのでしょうが、中にはこういう頑固な人もいるわけです。歴史解説書(新書)を読んでみても、著書の中に平気で「この学者のこの説は間違っている」とか書いちゃう学者さん、いますからね…。


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