[映画]舟を編む

2013.04.30 Tuesday

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    映画「舟を編む」を見ました。よかった!原作ファンも満足の出来でした。細部にまでこだわった映像の世界と、役者さんの演技もすばらしかった。

    「舟を編む」は「大渡海」という辞書編纂に関わる人々の、13年間のドラマと、主人公・馬締の成長が描かれています。

    馬締(まじめ)さんは最初、思ったことをうまく口にすることができないのですが、辞書づくりに関わるうちに、少しずつ言葉を選び抜いて、懸命に伝えようとするんです。
    その言葉たちは、多少堅苦しいのだけれど、そこにはうそやおべんちゃらは無いのです。だから、かぐやも西岡も、馬締さんのことが好きなっていったのでしょうね。

    原作「舟を編む」感想→

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    丹念に作りこまれた「舟を編む」の世界


    私は原作ありきで映画を観たのですが、面白かったです。
    オリジナリティを出そうとして、原作を無駄に改変するドラマが横行するなかで、映画の「舟を編む」は、原作を深く深く掘り下げ、理解したうえで、映像としての新しい表現を生み出していたと思いました。

    馬締さんが、かぐやさんに恋をして、用例採取カードにかぐやさんのことを書き込むところなんて、原作に書かれてもおかしくない表現でしたし(^^)、馬締の下宿のレトロな感じとか、用例採取の様子とか、原作のイメージが細部にわたって映像の中に作りこまれていました。

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    役者さんたちの演技がすばらしい


    松田龍平さんは、この映画でアカデミー賞とるんじやないかってくらい名演だったと思う。馬締という不器用で口下手でまっすぐな人間の存在感と、成長の様子がすばらしい。実際に神保町をさがしたら、馬締さんがいそうな気がする。それくらい役を降ろすというか、なりきっていた。

    宮崎あおいさんはさすがの存在感。板前の時の凛とした佇まいがすばらしい。ただ12年後の設定で全く老けていなかったが。

    オダギリジョーさんの西岡役、チャラいけれど実は情に篤いところとか、いつの間にか馬締さんを信頼してゆくところとか。いろんな引き出し持ってる俳優さんだなあ。恋人役の池脇千鶴さんも、派手なんだけど、よく気のつく女性を好演してました。

    舞台「飛龍伝」以来、大好きな女優の黒木華さんもかわいかったわあ。最初は現代的な女子って感じだったのが、どんどん辞書編集部になじんでいく様子がよかったです。

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    ピアノの旋律がうつくしく、映画の印象にぴったりでした。

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