懐かしい恋人に、再会した気分。[映画] 恋する惑星

2013.07.31 Wednesday

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    シネマート六本木で開催されたウォン・カーウァイスペシャルにて、久しぶりに「恋する惑星」を鑑賞。
    もう20年近く前の映画なのに、全然色あせることなく、相変わらずワクワクさせてくれる映画です。

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    物語は2つの恋物語のオムニバス。
    エイプリルフールに失恋した刑事のモウ。彼は失恋の傷をひきずり、BARでであった最初の女を好きになることにきめる。バーに現れた女は、麻薬密売エージェント。仲間に裏切られ、報復と追撃に疲れ果てていた。

    やがてふたりはホテルにはいるものの、女はそのまま眠ってしまい、モウは彼女を残してジョギングへ。そこへ彼女からメッセージが…。

    一方、モウの行きつけの店で働くフェイは店にくる警官663号に恋をする。失恋した663号の家の鍵を手に入れたフェイは、家に忍び込んでは、かわいいいたずら(金魚を増やしたり、古いタオルを取り替えたり)をしかける…。

    このラスト、フェイ・ウォンの歌う「夢中人」がかかるところが、ほんとかっこよくて。2つの物語とも、完全なるハッピーエンドという感じではないんですが、新しく何かがはじまっていくような、そんなワクワクした気持ちになるんです。

    「恋する惑星」は今をときめく役者たちの若き日の美しい姿が閉じ込められています。金城武はまだ少年ぽさが残る雰囲気で、トニー・レオンは若くてセクシー、フェイ・ウォンはとにかくキュート。もっとも、トニー・レオンも金城武も、年を経た姿もまた、すてきなのですが。

    映画に登場するパイナップルの缶詰、重慶大厦や中環の長いエスカレーターなどの舞台や小道具、クリストファー・ドイルが撮影する色鮮やかな映像にも、当時ワクワクしたものでした。


    シネマートのウォン・カーウァイスペシャルのチラシにこんな言葉がありました。
    時代が、王家衛に恋をしたー

    劇場には私も含め、王家衛に恋をした女性たちが集まっていました。きっと彼女たちも時を超えて、愛する懐かしい映画に再会をしにきたのでしょうね。なんだかすごく久しぶりに、学生時代の元彼に遭遇したような、甘酸っぱくも切なく、センチメンタルな気持ちになりましたよ…。


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