2014.01.04 Saturday

最低で最高の授業[舞台感想]SEMINAR(セミナー)

2013年12月、北村有起哉、相葉裕樹、黒木華、玉置玲央という実力俳優が挑む、舞台 SEMINAR(セミナー)を観てきました。俳優さんたちの個性と、演技のぶつかり合いが刺激的で心地よく、決してわかりやすい話はないけれど、世界に引き込まれていく舞台でした。

物語はニューヨーク、作家志望の4人の男女が有名作家レナードのセミナーを受講することになる。叔父が有名作家のダグラス、富豪令嬢のケイト、ケイトの知り合いで気弱なマーチン、性的魅力で男たちを翻弄するイジーが参加するが、講師のレナードは自堕落で皮肉家。

ケイトの6年がかりの短編を酷評し、セクシャルなイジーの作品は絶賛、ダグラスには(頭が悪くても)人気があれば成功するハリウッド行きを進めるなど、早くもセミナーは大荒れ。

ただひとり、気弱でレナードに懐疑的なマーチンだけは、かたくなに作品を見せようとしないのだが…。

俳優たちの、個性あふれる演技の妙



・レナード(北村有起哉)さん


大河ドラマ『八重の桜』では実直な会津の官僚を演じた北村有起哉さんですが、今回の作家・レナードは全く違って、破壊的で魅力的。大人のずるさやしたたかさ、セクシーさに圧倒されました。だらしない中にも作家の悲哀や絶望感もあり、すてきでした。あのレナードになら、そりゃ作家の卵たちでなくても、いろいろと『お願い』したくなるわ。

・ダグラス(相葉裕樹さん)


4人の中では一番楽観的で明るい青年役。多少空気を読まないところも…(;´・ω・)
相葉裕樹さんの(*ノω・*)テヘって笑顔が可愛かったです。背の高い人がしょぼーんとするだけで可愛らしく、また面白いですね。

・マーチン(玉置玲央さん)


飛龍伝以来、はじめてみる玉置玲央さん。飛龍伝の役とは真逆の、気弱な文学青年役。どれくらい違うかといえば最初舞台に出ていた時、玲央さんとは気が付かなかったくらい。飛龍伝で魅せた美しい肉体美も、マーチンとしてみているので、なんだか弱々しく感じました。

・ケイト(黒木華さん)


前半の頑なで、喜怒哀楽が激しい感じと、ラストの変貌がすばらしい。やっぱりすてきで、目を離せない女優さんです。玲央さんと華さんの共演は、抜群の安定感。飛竜伝とは、全く別のカップリングだけども。
華さんは最近映像のお仕事が多いので、これを逃したら、当分ないだろうから、観ておいて良かった。

・イジー(黒川智花さん)


喜怒哀楽やアクションの激しい黒木華さん演じるケイトとは対照的に、黒川智花さんのイジーは、セクシャルでクール。表情も妖艶な笑顔と、クールな表情。自分のアピールポイントをわかった上で、男たちを翻弄していく姿はいっそすがすがしいほどでした。

SEMINAR(セミナー)ポスター
JUGEMテーマ:舞台鑑賞


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