お江戸の猫と人情ばなし 『殿様とトラ』 くるねこ大和

2014.01.10 Friday

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    くるねこ大和さんが描く、江戸の人情と猫ばなし『殿様とトラ 』がいよいよ完結。
    前回『殿様とトラ 幼少編』の終わりの方で、寺子屋の先生となった荘十郎。つましいながらも近所の人にもらいものしつつ、なんとか暮らしがたつようになりました。
    自らを『側用人』と称する飼い猫のトラもいつも一緒。そうはいっても、猫のする事なので、実際にはトラはあまり荘十郎の役には立ちません。

    トラは生徒おみちの父親(猫好き)に溺愛されて、ちゃっかりご馳走になったり、威勢だけはいいものの、獲物を取り逃がしてしまうのは日常茶飯事。でも、そんなひとりと一匹それでも楽しく、のんびりした日々を送っていました。

    けれどある日、実家の本多家から便りが届き、どうやらトラの父猫・由松が長くないと知らされます。
    由松の見舞いと、生徒おみちの奉公先をみきわめるため、荘十郎とトラは江戸へ向かうことに。

    途中、おみちの父親が実は『殿様とトラ 幼少編』に出てくる幼なじみだと判明したり、ぼったくり飯屋のすったもんだに遭遇したりとトラブルにあいながらもなんとか一人と一匹は実家の本多家へ向かうのですが…。

    描きおろしのプロローグで作者くるねこ大和さんは、健康や安全面から今では猫は室内飼いが多くなってしまったけれど、猫飼いというのは猫たちが自然の中で獲物を追ったり、のんびり散歩をしたりという生活へのあこがれを『殿様とトラ』に託したのだそうです。


    殿様とトラ (バーズ エクストラ)
    くるねこ 大和 幻冬舎




    「殿様とトラ 幼少編」→


    「やつがれとあん胡郎―絵本漫画」→
    「やつがれと枕荒らし―絵本漫画」→
    「やつがれと甘夏―絵本漫画」→

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