合唱が心をつないでゆく。[映画] コーラス

2014.04.14 Monday

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    新しく赴任してきた音楽教師によって、悪ガキだった生徒たちが成長していき、音楽の才能が花開いていく物語。
    古今東西、この設定はすたれることなく受け継がれてきました。

    それだけ、音楽の持つ力、物語のもつ力が、間違いなく人の心を打つからでしょうね。

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    物語


    映画「コーラス」は、フランスの寄宿舎を舞台にした音楽教師と生徒の絆を描いた作品。
    著名な音楽家のモランジュは、母の葬儀のため故郷に戻る。そこへ寄宿舎時代の友人、ペピノが訪ね、音楽教師マチューの日記を託す。日記の中にはマチューとモランジュたちの懐かしい思い出が綴られていた。
    悪ガキが集まる寄宿舎「池の底」は、悪ガキだらけの学校で、校長は厳しい体罰で生徒たちを支配していた。そんな中、音楽家への夢破れた舎監のマチューがやってくる。マチューは生徒たちに合唱を教え、徐々に生徒たちの中に秩序と絆が宿っていく。

    やがて問題児・モランジュにすばらしいソリストの才能があることを知ったマチューは、彼を一流の音楽家に育てるために苦心していくが…。

    絶望から希望へ


    寄宿舎の描写が、まるで「ショーシャンクの空に」のようでした。体罰と暴力、その反抗のくり返しですさんだ生徒たちに、マチューは根気よく合唱を教えていきます。校長は出世しか頭に無く、生徒を支配しようとし、マチューの手柄を横取りするところも、ショーシャンク刑務所の所長を彷彿とさせます。

    それでも、はきだめのような場所から、希望を見出していくマチュー先生と生徒たち。
    その歌声は本当に素晴らしく、泣きながら観ていました。ソリストのモランジュを演じた少年は、実際に少年合唱団に所属していたのだとか。

    やがて、マチューは、ある事件をきっかけにして学校を追われてしまうのですが、その生徒との別れのシーンがすごくいいんです。マチューは音楽家としては成功しなかったけれど、たくさんの生徒を育てたことは、音楽家として成功するよりもすばらしいことなんじゃないかな、って思うのです。



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